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世銀グループ、投融資保証の新プラットフォーム始動

2024年07月02日(火)12時26分

 7月1日、世界銀行グループは、途上国支援への投融資を保証する新たなプラットフォームの運営を始めたと発表した。写真は世銀グループのロゴ。インドネシア・バリ島のヌサドゥアで2018年10月撮影(2024 ロイター/Johannes P. Christo)

Marc Jones

[ロンドン 1日 ロイター] - 世界銀行グループは1日、途上国支援への投融資を保証する新たなプラットフォームの運営を始めたと発表した。保証やリスクを軽減する保険の提供規模を約3倍の年間200億ドルに引き上げるのが目標。アフリカからウクライナまでの高リスク地域に資金を呼び込み、2030年までの目標達成を目指す。

新たなプラットフォームは、世銀と国際金融公社(IFC)や多数国間投資保証機関(MIGA)の主要部門を集約する。MIGAの俣野弘長官がロイターに語ったところによると、業務の一元化によって従来と異なる仕組みを新たに設け、カーボンクレジットや自然保護債務スワップ、アフリカの遠隔地への送電網を利用しない電力供給などの資金を調達する。

世銀グループが昨年提供した保証は約65億ドルで、今年はほぼ100億ドルを見込む。今回新たに打ち出した目標により、現在300億ドル前後のMIGAのバランスシートは大幅に拡大する見込みだ。

ロイター
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