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カリブ海に「極めて危険」なハリケーン、停電など強風被害

2024年07月02日(火)10時23分

東カリブ海で1日、ハリケーン「ベリル」が強風をもたらし、電線が倒れたり屋根が飛ばされたりする被害が出ている。写真は7月1日、トリニダード・トバゴのポートオブスペインで撮影(2024年 ロイター/Andrea De Silva)

Curtis Williams Robertson S. Henry

[ポートオブスペイン/キングスタウン 1日 ロイター] - 東カリブ海で1日、ハリケーン「ベリル」が強風をもたらし、電線が倒れたり屋根が飛ばされたりする被害が出ている。

5段階で2番目に強いカテゴリー4の勢力でカリブ海南東部を襲ってウィンドワード諸島に向かい、風力を強めると同時に洪水を引き起こす恐れも高まっている。

米国立ハリケーンセンターは「極めて危険で生命を脅かす状況」としてグレナダ、グレナディーン諸島、カリアク島の住民に屋内退避を呼びかけた。

ベリルの最大風速は1日午後までに時速241キロに達した。

米ハリケーンセンターによると、ベリルは時速32キロで西北西に進んでおり、3日にかけてカリブ海中部の島々を横断し、メキシコ湾に向かうと予想されている。

ハリケーンセンターによると、セントビンセント・グレナディーンとグレナダにハリケーン警報、ジャマイカにはハリケーン注意報が発令された。

セントビンセントでは建物の屋根が剥がれたり、停電が発生したりするなどの被害が報告されている。また、グレナダにいるロイターの記者によると、島全体が停電しているという。

ロイター
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