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ミャンマー軍総司令官、反対勢力の暴力行為を批判
ミャンマー国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官は18日、軍事政権は平和と民主主義にコミットしていると発言、東南アジア諸国連合(ASEAN)は反対勢力による挑発や暴力行為に目を向けるべきだと述べた。写真は3月27日、ネピドーで撮影(2021年 ロイター)
[18日 ロイター] - ミャンマー国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官は18日、軍事政権は平和と民主主義にコミットしていると発言、東南アジア諸国連合(ASEAN)は反対勢力による挑発や暴力行為に目を向けるべきだと述べた。
これに先立ち、ASEANは15日の緊急外相会議で、月内に開かれる首脳会議にミャンマーから非政治的な代表者を招くことを決めた。2月のクーデターを主導した同総司令官を排除する。
同総司令官は、ASEANの決定には触れなかったが、民主派が組織した挙国一致政府(NUG)や少数民族の武装勢力がASEAN主導の和平プロセスを妨害しているとの認識を示唆。
テレビ演説で「テロリスト集団による挑発で暴力行為が増えている。誰も自分の暴力行為を気に掛けておらず、問題を解決することだけを要求している。ASEANはこの問題に取り組むべきだ」と述べた。
同総司令官は、エルワンASEANミャンマー特使のミャンマー訪問を望んでいるが、特使の要求の一部は交渉の余地がないと述べた。詳細には触れなかった。
NUGは18日、ASEANの決定を歓迎。NUGを正当な政府として認めるべきだと表明した。