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独財務相代行にアルトマイヤー官房長官=現地紙
9月29日、南ドイツ新聞は、ショイブレ財務相の退任後、アルトマイヤー官房長官(写真)を財務相代行に充てる人事をメルケル首相が決定したと報じた。写真はベルリンで27日撮影(2017年 ロイター/FABRIZIO BENSCH)
[ベルリン 29日 ロイター] - 29日付の南ドイツ新聞は、ショイブレ財務相の退任後、アルトマイヤー官房長官を財務相代行に充てる人事をメルケル首相が決定したと報じた。
情報源は明らかにしていない。
キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の下院幹部は27日、ショイブレ氏が連邦議会(下院)議長候補となることに同意したと明らかにした。
ショイブレ氏が財務相のポストから退けば、メルケル首相率いるCDU・CSUが連立を模索する他党の議員に就任の道が開かれることから、連立形成に向けた重要な一歩とみられている。
ショイブレ氏は10月17日に開かれる会合でCDU・CSUの下院議長候補に指名される見通しだ。
CDU・CSUは自由民主党(FDP)と緑の党との連立を模索するとみられており、いずれは連立相手が指名する候補がアルトマイヤー氏に代わって財務相に就任する見込みだ。新財務相には企業寄りのFDPの議員が就く公算が大きいとみられている。
連立を巡る正式な協議の開始はニーダーザクセン州議会選挙が行われる10月15日以降とされる。
アルトマイヤー氏は29日発行のフォーカス誌に掲載されたインタビューで、連立協議がクリスマス以降まで長引く可能性を示唆した。
*内容を追加して再送します。