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電子機器の機内持ち込み禁止、欧州への拡大検討=米国土安全保障省
2017年06月08日(木)09時10分
![](https://f.img-newsweekjapan.jp/headlines/images/world/2017/06/08/2017-06-08T001014Z_1_LYNXMPED57004_RTROPTP_3_USA-AIRLINES.jpg)
6月7日、米国のケリー国土安全保障省長官は、ラップトップなどの電子機器の航空機内持ち込み制限を拡大し、欧州、中東、アフリカの空港71カ所を対象とする考えを示唆した。ニューヨークのJFK国際空港から飛行機に乗った乗客ら、先月撮影(2017年 ロイター/Lucas Jackson)
[ワシントン 7日 ロイター] - 米国のケリー国土安全保障省長官は7日、ラップトップなどの電子機器の航空機内持ち込み制限を拡大し、欧州、中東、アフリカの空港71カ所を対象とする考えを示唆した。
ただ、対象国が安全規定の改善に合意した場合は適用外とする。
同省のラパン報道官は、どの空港が対象になるかは検討中だとして明らかにしなかった。
米当局は3月、中東などの10空港から米国行きの350便程度を対象に、電子機器の機内持ち込みを禁止した。この措置を、米国への直行便のある欧州全土の空港へ拡大するという。航空安全当局によると1日約400便、3000万人の旅客に影響が出るとみられ、物流面での深刻な問題も懸念されている。
ケリー長官は下院で、持ち込み制限を拡大せずに脅威を食い止める対策についても検討していると述べた。
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