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英国のEU残留キャンペーン、勢い増す見通し=米投資家ソロス氏
2016年06月09日(木)19時20分
6月9日、米著名投資家のジョージ・ソロス氏は、英国の欧州連合離脱の是非を問う国民投票を23日に控え、同国でEU残留キャンペーンが勢いを増すとの見方を示した。米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じた。写真はニューヨークで2015年9月撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)
[ロンドン 9日 ロイター] - 米著名投資家のジョージ・ソロス氏は、英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を23日に控え、同国でEU残留キャンペーンが勢いを増すとの見方を示した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
ソロス氏は、移民やギリシャ債務問題、英国の離脱などの影響でEUが崩壊する可能性は十分あると指摘。「英国がもし離脱すれば、集団離脱の引き金となり、EUの分裂は不可避となるだろう」と述べた。
ただ、最近のポンド上昇は、EU残留の可能性が高いことを示唆しているとも指摘。「国民投票が近づくにつれ、残留キャンペーンの勢いが強くなると確信している」と話した。
さらに「マーケットが常に正しいわけではないが、今回の場合はマーケットに同意する」とも述べた。
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