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「ジカウイルスは小頭症の原因」、米CDCが結論
4月13日、米CDCのフリーデン所長(写真左)は、ジカ熱をもたらすウイルスに妊娠している女性が感染すると、産まれてくる子どもに小頭症などの脳の異常をもたらすとの見解を示した。2014年10月ワシントンで撮影(2016年 ロイター/Jonathan Ernst)
[13日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長は13日、蚊が媒介するジカウイルスへの妊娠中の感染と、小頭症や脳に異常がある赤ちゃんが生まれることに因果関係があると結論付けた。
フリーデン氏は報道関係者との電話会議で「ジカウイルスが小頭症の原因となることは明らかとCDCは結論付けた」と述べた。
その上で、蚊にさされることが胎児の先天異常につながるというケースは、歴史的に初めてと指摘した。
CDCは今回の結論付けにあたり、正式な見解を出すために必要なすべての科学的基準が満たされたと説明。
CDC当局者で因果関係の証拠を示す論文を執筆したソニア・ラスムセン氏は、データと証拠、入手したさまざまな情報をもとに確信に至ったと述べた。
ジカ熱拡大に伴いCDCが示した渡航および性交渉に関するガイドラインに変更はない。CDCは妊娠中あるいは妊娠を望む女性に対してはジカ熱が流行している、少なくとも41カ国・地域への渡航を避けることを勧告している。これらの地域に渡航歴のある男性には妊娠中あるいは妊娠を望む女性との性交渉を控える、もしくは避妊具の使用を勧告している。
*内容を追加します。