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増産凍結会合イラン抜き、4月開催の公算=露エネルギー相

2016年03月15日(火)01時19分

 3月14日、ロシアのノバク・エネルギー相は、増産凍結会合について、イラン不参加のまま4月に開催される公算が大きいと述べた。写真はモスクワで1月撮影(2016年 ロイター/Sergei Karpukhin)

[テヘラン 14日 ロイター] - ロシアのノバク・エネルギー相は14日、増産凍結合意を目指す石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国との間の会合について、イラン不参加のまま4月にドーハで開催される公算が大きいと述べた。

ノバク・エネルギー相はこの日、イランのザンギャネ石油相と会談。増産凍結について、来月ドーハで最終的に決定される可能性があるとしながらも、イラン抜きでの合意となる可能性があると述べた。

ノバク・エネルギー相はザンギャネ石油相との会談後、イランが制裁導入前の産油量を回復するまで増産凍結協議に参加しないとの姿勢を崩していないことを明らかにし、「制裁によりイランの原油生産は打撃を受けており、同国は特別な状況にあるとの見解を共有している」と述べた。

そのうえで、「イランは原油輸出国の間で増産凍結を含む何らかの調整が必要との考えをおおむね支持している。ただ、生産量の回復が先決で、回復後に凍結に参加するとしている」と述べた。

世界の主要産油国であるロシア、サウジアラビア、カタール、ベネズエラの4カ国は前月ドーハで会合を開き、他の産油国が同調することを条件に産油量を1月の水準で凍結することで合意。ただイランは欧米による制裁導入前の産油量を回復するまで増産凍結協議に参加しないとの姿勢を崩していない。

ロイター
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