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無人機はロシア製、自国所有物でないと説明あった=トルコ首相

10月19日、トルコのダウトオール首相は、撃墜した無人機について「ロシア製だった」と述べた。写真はイスタンブールで14日撮影(2015年 ロイター/Murad Sezer)
[イスタンブール 19日 ロイター] - トルコのダウトオール首相は19日、トルコ軍が先週16日にシリアとの国境付近で撃墜した無人機について「ロシア製だった」と述べた。ただ、ロシアは自国の所有物ではないと伝えてきたという。
トルコ軍は16日、領空に侵入してきた無人機に対し、3度警告を発したものの反応がなかったことから同機を撃墜したとする声明を発表した。今月上旬、ロシアのジェット機が2度にわたってトルコの領空に侵犯しており、トルコはロシアに対して、再発時には相応の対応をすると警告していた。
ダウトオール首相はトルコのテレビ局Aハベルのインタビューで「撃墜した無人機はロシア製であるが、ロシアは自分たちのものではないと友好的な形で伝えてきた」と述べた。
米当局者は無人機のもともとの出所はロシアだとみている。ダウトオール首相は、無人機はシリア政府軍のものである可能性があると述べた。ロシアはシリアに対する最大の武器供給国である。首相はまた、シリア国内のクルド人組織である民主統一党(PYD)やその他の組織のものである可能性も挙げた。
シリアやロシア、そして米国主導の有志国連合による軍用機はそれぞれ、シリア国内のさまざまな軍事勢力に対する攻撃を進めている。こうした攻撃は、トルコとの国境付近で行われることが多く、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコは危険にさらされている。
ダウトオール首相は「今回の事案は一連の領空侵犯に終止符を打つ能力と政治的な意思がトルコにあることを示す」と述べ、反撃の意向を示した。その上で「われわれはロシアとの友好な近隣関係を重視しており、ロシアは関係に悪影響が及ばないよう慎重に行動してほしい」とした。