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韓国大統領が駐韓米大使襲撃を非難、「同盟関係に対する攻撃」
3月5日、韓国の朴槿恵大統領は、リッパート駐韓米国大使(42)が、ソウルで、男に顔を切り付けられ負傷した事件について「米韓の同盟関係に対する攻撃」だとの見解を示した。写真は、韓国の朴大統領、1日撮影(2015年 ロイター/Ahn Young-joon)
[ソウル 5日 ロイター] - 韓国の朴槿恵大統領は5日、リッパート駐韓米国大使(42)が、ソウルで、男に顔を切り付けられ負傷した事件について「米韓の同盟関係に対する攻撃」だとの見解を示した。
大統領府が明らかにした。
リッパート大使は5日朝、ソウル中心部で開かれたイベントに出席した際、男に顔を切り付けられた。警察の調べでは、使われた凶器は果物ナイフ。
米ホワイトハウス当局者によると、大使のけがは命にかかわるようなものではなく、容体は安定していているという。
事件発生当時、男は韓国の伝統衣装を着て、韓国と北朝鮮は統一すべきだと叫んだ。また、戦争訓練反対とも叫んでおり、これは今週始まった米韓合同軍事演習を意味しているとみられる。
警察当局によると、男はイベントを主催した南北統一支持派団体のメンバー。過去に男は、竹島(韓国名・独島)をめぐって反日抗議も行ったという。
また2010年には、当時の駐韓日本大使にコンクリート片を投げつける事件を起こし、執行猶予付き有罪判決を受けたこともある。