NY外為市場=ドル全面安、貿易戦争巡る懸念で 安全資産としての信頼揺らぐ

ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対し下落し、スイスフランに対しては10年ぶり、ユーロに対しても3年ぶりの安値を付けた。米中による関税の応酬を背景に、安全資産としてのドルに対する信頼が揺らいでいる。(2025年 ロイター/Lee Jae-Won)
[ニューヨーク/ロンドン 11日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対し下落し、スイスフランに対しては10年ぶり、ユーロに対しても3年ぶりの安値を付けた。米中による関税の応酬を背景に、安全資産としてのドルに対する信頼が揺らいでいる。
中国は11日、米国からの輸入品への関税を84%から125%に引き上げると発表した。12日から適用する。トランプ大統領が中国への関税を145%としたことに対抗するもので、貿易戦争のリスクが高まっている。
ジェフリーズのグローバルFX責任者、ブラッド・ベクテル氏はドルの下落について、景気後退の可能性を含め、米経済の例外主義が弱まっているという見方が一因となっているほか、資金がドルから円やスイスフランに向かっていることが背景にあると指摘。「資金の大きなシフトが起きている。主に外国人投資家が、米国からユーロ圏などの他の地域への分散投資を進めている」と述べた。
米ミシガン大学が発表した4月の消費者信頼感指数(速報値)は、貿易摩擦激化への不安を背景に、2022年6月以来の水準に低下した。1年先の期待インフレ率は6.7%に急上昇し、1981年以来の高水準に達した
終盤の取引で、ドル/スイスフランは0.9%安の0.81650フラン。10日に記録した15年1月以来の安値から一段安となった。週間の下げとしては、22年11月以来の高さとなる見通し。
ドル/円は昨年9月以来の安値を付けた後、0.51%安の144.05円で推移した。週間では2月初旬以来の大幅な下げとなる勢い。
主要通貨に対するドル指数は0.56%安の99.958と、22年4月以来の安値を記録した。
ユーロ/ドルは一時22年2月以来の高値を付けた後、1.25%高の1.134050ドル。週足では3月初旬以来の大幅な上昇となる見込み。
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は、世界的な混乱にもかかわらずユーロ圏金融市場は機能しているとし、必要に応じて金融安定維持へ金融手段を展開する用意があるとの見解を示した。
ユーロはオフショア人民元に対しても急伸し、11年ぶりの高値を記録した。
一方、ドルはオフショア人民元に対し0.45%安の1ドル=7.2807元。
ドル/円 NY終値 143.51/143.
54
始値 142.99
高値 144.20
安値 142.23
ユーロ/ドル NY終値 1.1360/1.13
61
始値 1.1336
高値 1.1412
安値 1.1278
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