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NY外為市場=ドル変わらず、9月利下げ確実視 円急上昇は一服

2024年07月27日(土)06時38分

ニューヨーク外為市場では、ドルがほぼ変わらず。この日発表された6月個人消費支出(PCE)価格指数を受け、投資家らは米連邦準備理事会(FRB)による9月金融緩和への道筋は明確になったとみている。(2024年 ロイター/Rick Wilking)

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがほぼ変わらず。この日発表された6月個人消費支出(PCE)価格指数を受け、投資家らは米連邦準備理事会(FRB)による9月金融緩和への道筋は明確になったとみている。

ドル指数は0.04%安の104.29となった。

6月PCE価格指数は前年比2.5%上昇した。前月の2.6%から鈍化し、過去4カ月で最小の伸びとなった。  

スタンダード・チャータード銀行のG10為替調査責任者、スティーブ・イングランダー氏は、前日のコア個人消費支出(PCE)価格指数が2.9%上昇となり、予想外に強い第2・四半期の国内総生産(GDP)と同時に発表されたことで、PCE価格指数も高くなるのではないかとの懸念が浮上していたと指摘。このため、この日の数字は「ホームランではなかったが、昨日と比べると市場は9月利下げ観測を台無しにするほどではないと受け止めた。そもそも7月利下げは予想されていない」と述べた。

このところ大きな動きを見せているドル/円は、終盤の取引で0.1%下落し153.77円。円は前日に1ドル=151.945円と約3カ月ぶりの高値に急騰したが、この日は大幅な上昇は一服した。

日銀とFRBは同じ7月30─31日に政策決定の会合を開く。米連邦公開市場委員会(FOMC)では据え置きが予想されているが、日銀はタカ派的な政策変更を行う可能性があるとみられている。市場は日銀による10ベーシスポイントの利上げの可能性を64%と織り込んでいる。

ユーロは0.13%高の1.0858ドル、英ポンドは0.17%高の1.2873ドルだった。 

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3.32%高の6万7440.00ドルだった。

ドル/円 NY終値 153.72/153.73

始値 154.55

高値 154.73

安値 153.15

ユーロ/ドル NY終値 1.0857/1.0861

始値 1.0854

高値 1.0868

安値 1.0851

ロイター
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