ニュース速報
ビジネス

米ブラックロックがバッファーETF導入 下落リスクを100%ヘッジ

2024年07月02日(火)09時25分

 米資産運用大手ブラックロックは7月1日、株式の下落リスクを100%ヘッジする「バッファー上場投資信託(ETF)」を導入したと発表した。2022年10月、ニューヨーク証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Manya Saini

[1日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックロックは1日、株式の下落リスクを100%ヘッジする「バッファー上場投資信託(ETF)」を導入したと発表した。名称は「iシェアーズ・ラージ・キャップ・マックス・バッファー・ジュンETF」で、「MAXJ」のティッカーで同日取引を開始した。

現在の株式強気相場に乗りたいが、景気減速や高金利長期化の影響でいずれ市況が悪化するかもしれないと懸念する投資家がターゲット。

バッファーETFは、相場が荒れる時期でも解約申請が殺到しにくいという特徴もある。

ランニング・ポイント・キャピタル・アドバイザーズのパートナー兼最高投資責任者(CIO)、マイケル・アシュレー・シュルマン氏は、ブラックロックはバッファーETFへの参入で少し出遅れたが、企業規模などを考えれば「先発組に追い付き、追い越す可能性は十分ある」と予想。株価が過去最高値に近く、多くの投資家が神経をとがらせているタイミングでバッファーETFを導入できたのは、ブラックロックにとって幸運かもしれないと述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア、ドネツク州の要衝一部制圧を主張 戦闘継続と

ワールド

バイデン氏「選挙戦継続」強調、撤退論やまず 後任は

ワールド

原油先物は下落、米景気減速懸念が重し 軟調な指標受

ワールド

独政府、対中ガスタービン事業売却を阻止、「安全保障
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国EVの実力
特集:中国EVの実力
2024年7月 9日号(7/ 2発売)

欧米の包囲網と販売減速に直面した「進撃の中華EV」のリアルな現在地

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 2
    黒海艦隊撃破の拠点になったズミイヌイ島(スネークアイランド)奪還の映像をウクライナが公開
  • 3
    キャサリン妃も着用したティアラをソフィー妃も...「ロータス・フラワー・ティアラ」の由緒正しい歴史とは?
  • 4
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 5
    ありなの? 飛行機の隣席に40kgの大型犬アメリカン…
  • 6
    北朝鮮を訪問したプーチン、金正恩の隣で「ものすご…
  • 7
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」.…
  • 8
    爆風で窓が吹き飛ぶ衝撃シーンを記録....「巨大な黒…
  • 9
    H3ロケット3号機打ち上げ成功、「だいち4号」にかか…
  • 10
    現在のビットコイン価格は「高すぎ」か、実は「割安…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「帰ってきた白の王妃」とは?
  • 3
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地...2枚の衛星画像が示す「シャヘド136」発射拠点の被害規模
  • 4
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」.…
  • 5
    ガチ中華ってホントに美味しいの? 中国人の私はオス…
  • 6
    ミラノ五輪狙う韓国女子フィギュアのイ・ヘイン、セク…
  • 7
    キャサリン妃は「ロイヤルウェディング」で何を着た…
  • 8
    H3ロケット3号機打ち上げ成功、「だいち4号」にかか…
  • 9
    「大丈夫」...アン王女の容態について、夫ローレンス…
  • 10
    キャサリン妃も着用したティアラをソフィー妃も...「…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に
  • 3
    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア
  • 4
    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…
  • 5
    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…
  • 6
    新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は…
  • 7
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 8
    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…
  • 9
    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…
  • 10
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地.…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中