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ダウ連日最高値、貿易懸念が後退 セクター分類変更控え商い活況

2018年09月22日(土)06時57分

[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場では、ダウ工業株30種<.DJI>が連日で最高値を更新して終了した。貿易摩擦を巡る懸念が和らぎ、ボーイングなどの工業株が上昇を主導した。

大規模なS&P総合500種のセクター分類変更を週明け24日に控え、商いは活況となり、出来高は2月9日以来の高水準となった。また、オプションや先物の決済日が重なる「クアドルプル・ウィッチング」に当たったことも出来高押し上げにつながった。

一方、ナスダック総合<.IXIC>とS&P総合500種<.SPX>は下落して取引を終えた。週足では、ダウとS&Pが上昇。ダウの週間上昇率は約2カ月ぶりの高さとなった。ナスダックは下落した。

インバーネス・カウンセルの首席投資ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は、市場はセクター分類変更に備えた動きになったと指摘した。

金融株<.SPSY>は下落。米連邦準備理事会(FRB)が来週利上げを実施することが予想されているものの、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る懸念から米長期債利回りが低下したことを受けた動き。

通信株<.SPLRCL>は1%上昇。24日から従来の「情報技術」セクターは「通信サービス」セクターに衣替えし、フェイスブックやウォルト・ディズニーなどの大型株は新セクターに含まれることになる。

主要ハイテク株「FAANG」銘柄は総じて下落。アップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、アルファベットは1.1─1.9%安。

個別銘柄では、警備サービス会社ADTが続伸し、5%高で終了。アマゾンが、ADTの警備サービスと連携可能な新サービス「アレクサ・ガード」を発表したことが材料視された。

マクドナルドは2.8%高。四半期配当を15%引き上げるとの発表が好感された。

マイクロンは2.9%下落し、半導体の下げを主導。米国の対中関税が少なくとも1年は業績を圧迫するとの見通しを示した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.04対1の比率で上回った。ナスダックでは1.21対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は約107億7000万株。直近20営業日の平均である65億7000万株を約64%上回った。

S&P総合500種構成銘柄では56銘柄が52週高値を、1銘柄が新安値を更新した。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 26743.50 +86.52 +0.32 26726.25 26769.16 26680.37 <.DJI>

前営業日終値 26656.98

ナスダック総合 7986.96 -41.28 -0.51 8041.69 8057.26 7979.67 <.IXIC>

前営業日終値 8028.23

S&P総合500種 2929.67 -1.08 -0.04 2936.76 2940.91 2927.11 <.SPX>

前営業日終値 2930.75

ダウ輸送株20種 11532.56 +15.18 +0.13 <.DJT>

ダウ公共株15種 727.16 +2.40 +0.33 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1383.09 -4.58 -0.33 <.SOX>

VIX指数 11.68 -0.12 -1.02 <.VIX>

S&P一般消費財 932.39 -2.62 -0.28 <.SPLRCD>

S&P素材 380.16 -0.87 -0.23 <.SPLRCM>

S&P工業 670.54 +2.07 +0.31 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 567.05 +1.45 +0.26 <.SPLRCS>

S&P金融 477.54 -1.75 -0.36 <.SPSY>

S&P不動産 205.41 -0.27 -0.13 <.SPLRCREC>

S&Pエネルギー 556.34 +3.98 +0.72 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1091.93 +2.07 +0.19 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 158.86 +1.54 +0.98 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1311.17 -4.50 -0.34 <.SPLRCT>

S&P公益事業 269.20 +1.05 +0.39 <.SPLRCU>

NYSE出来高 26.88億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 23770 + 20 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 23725 - 25 大阪比 <0#NIY:>

(ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)

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