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インフレ上向くまで金利据え置くべき=米セントルイス連銀総裁
11月14日、ブラード米セントルイス地区連銀総裁(写真)はインフレが上向くまでFRBは金利を現在の水準に据え置くべきと述べた。写真は2013年8月、ボストンで撮影(2017年 ロイター/Brian Snyder)
[ルイビル(米ケンタッキー州) 14日 ロイター] - ブラード米セントルイス地区連銀総裁は14日、インフレが上向くまで連邦準備理事会(FRB)は金利を現在の水準に据え置くべきとの考えを示した。
総裁は「2017年のインフレ統計は予想外に下振れしており、インフレが確実に目標に向かっているのか疑わしい」とした上で、仮にインフレが2%目標に到達したとしても、それは18年か19年以降になるだろうと述べた。
今年後半の経済成長は予想を上回るものの、来年は再び鈍化する見込みとした。
FRBは今年はこれまでに2回の利上げを実施。インフレはなお低調となっているものの、12月に今年3回目となる利上げを決定すると見方が大勢となっている。
ブラード総裁はこれまでも、現在のような状況下での利上げには景気を損ねるリスクを伴うと警告。この日も記者団に対し「12月に利上げを決定しインフレ期待が低下した場合、市場から不信任を突きつけられたことになる。こうしたことが主な懸念となっている」と述べた。
ブラード総裁は2019年に連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つメンバーとなる。
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