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米国株式市場は小動き、FOMCは金利据え置き
11月1日、米国株式市場はまちまち。米連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定し、経済について前向きな見解を示したことを受け、ダウ工業株30種は小幅高で取引を終えた。ニューヨーク証券取引所で10月撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)
[1日 ロイター] - 米国株式市場はまちまち。米連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定し、経済について前向きな見解を示したことを受け、ダウ工業株30種<.DJI>は小幅高で取引を終えた。
FRBは、ハリケーン被害にもかかわらず経済活動は堅調なペースで拡大し、労働市場も力強さを増していると指摘。12月に利上げを決定する可能性を示唆した。
FRBは今年はこれまでに2回の利上げを実施。年内はあと1回の利上げを見込むとしている。
投資助言会社アランB.ランツ・アンド・アソシエーツのアラン・ランツ氏は、今回利上げは予想されていなかったものの、FRBが「経済についてかなり前向きなコメントをした」と指摘し、これが投資家の自信をやや後押ししたと述べた。
S&Pエネルギー指数<.SPNY>は1.1%高で、主要セクターで上昇率トップ。S&P公益事業指数は0.6%安で最も下落した。S&P情報技術指数<.SPLRCT>は0.1%上昇し、5日続伸。
交流サイト最大手の米フェイスブック
市場は、来年2月に任期切れとなるイエレンFRB議長の後任人事に注目。トランプ大統領は2日に次期議長を発表する見込みで、パウエルFRB理事が最有力候補とみられている。パウエル氏はイエレン氏と同様に段階的な利上げを支持している。
個別株では、米化粧品大手エスティローダー
米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業景気指数は58.7と、13年半ぶりの高水準だった前月の60.8から低下したが、米製造業部門は引き続き力強さを増しているとみられる。
ニューヨーク証券取引所の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回り、比率は1.09対1だった。ナスダックは1.69対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約69億株で、直近20営業日平均の62億株を上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 23435.01 +57.77 +0.25 23442.90 23517.71 23388.91 <.DJI>
前営業日終値 23377.24
ナスダック総合 6716.53 -11.14 -0.17 6758.64 6759.66 6691.48 <.IXIC>
前営業日終値 6727.67
S&P総合500種 2579.36 +4.10 +0.16 2583.21 2588.40 2574.92 <.SPX>
前営業日終値 2575.26
ダウ輸送株20種 9783.81 +25.34 +0.26 <.DJT>
ダウ公共株15種 748.95 -4.25 -0.56 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1271.51 -4.10 -0.32 <.SOX>
VIX指数 10.20 +0.02 +0.20 <.VIX>
S&P一般消費財 732.48 +0.51 +0.07 <.SPLRCD>
S&P素材 371.92 +2.23 +0.60 <.SPLRCM>
S&P工業 604.91 -0.38 -0.06 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 548.13 +1.58 +0.29 <.SPLRCS>
S&P金融 442.19 +1.03 +0.23 <.SPSY>
S&P不動産 200.44 -0.11 -0.06 <.SPLRCREC
>
S&Pエネルギー 508.54 +5.47 +1.09 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 940.20 +1.85 +0.20 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 147.59 -0.67 -0.45 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1097.08 +0.80 +0.07 <.SPLRCT>
S&P公益事業 277.78 -1.57 -0.56 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.74億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 22550 + 120 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 22530 + 100 大阪比 <0#NIY:>
*内容を追加しました。
(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)