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正午のドルは100円前半、黒田日銀総裁の発言に関心
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8月23日、正午のドル/円は、前日ニューヨーク午後5時時点とほぼ同水準の100.26円付近。写真はブダペストで2011年11月撮影(2016年 ロイター/Laszlo Balogh)
[東京 23日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク午後5時時点とほぼ同水準の100.26円付近。
ドルは午前9時過ぎに一時100.03円まで弱含み午前の安値を付けたが、その後は小規模なドル買いフローに支援され100.29円付近まで反発した。午前の高値は100.39円。
きょうは午後1時から開催される第1回Fintechフォーラムで黒田日銀総裁があいさつする予定。この機会に金融政策について何らかの発言をする可能性もあり、関心が寄せられている。
ドルの地合いは全般に弱く、ドル指数<.DXY>は一時94.419まで下落し前週末以来の安値を付けた。同指数は18日に94.077まで下落し、6月24日以来の安値を付けている。
日銀は午前10時40分に米ドル資金供給オペを通知した。期間は8月25日から9月1日まで。米ドル資金供給のオファー額は、適格担保の範囲内で制限無し。貸付利率は0.90%。前回8月18日スタート分のオペでは1200万ドルが落札された。
ドル供給オペに頼らず、円投/ドル転スワップ取引を介してドル資金を調達する場合のコストは、午前11時時点で1カ月物が1.22%、3カ月物が1.51%。
ドルの短期金融市場では、指標となる3カ月ドルLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の清算値が22日に0.82544%と、2009年5月15日以来7年3カ月ぶりの水準まで上昇した。19日の清算値は0.81711%。