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コマツ、今期の連結営業利益見通し8.7%減 建機・車両で需要減
[東京 27日 ロイター] - コマツ<6301.T>は27日、2016年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が前年同期比8.7%減の2210億円になる見通しと発表した。建設機械や鉱山機械の世界需要が減少する見込みで、販売が伸び悩むという。
トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト25人の営業利益の予測平均値は2702億円で、会社予想は市場予想を下回る。
同社の藤塚主夫専務は27日の決算会見で、今期の主要7建機の世界需要が前年比5─10%減少するとの見通しを示した。欧米で引き続き伸びが期待される以外、軒並み需要減少が予想されるという。特に中国は落ち込みが大きく、同20─25%減と見込んでいる。
鉱山機械の世界需要は同30%減の見通しという。
今期の売上高は同5.0%減の1兆8800億円、純利益は同10.4%減の1380億円をそれぞれ見込む。前期に1株当たり58円だった年間配当は据え置く。今期の前提為替レートは、1ドル=115円、1ユーロ=127円、1元=18.3円とする。
15年3月期の連結営業利益は前の期に比べ0.7%増の2420億円だった。
*内容を追加します。
(杉山健太郎 編集:田中志保)