ニュース速報

ビジネス

ギリシャのユーロ離脱、建設的結果の可能性─バフェット氏=CNBC

2015年04月01日(水)07時15分

 3月31日、投資会社バークシャー・ハザウェイを率いる米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(写真)は、ギリシャのユーロ圏離脱「グレグジット」がユーロ圏に建設的な結果をもたらす可能性があるとの考えを示した。1月撮影(2015年 ロイター/Jim Young)

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 投資会社バークシャー・ハザウェイを率いる米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は31日、ギリシャのユーロ圏離脱「グレグジット」がユーロ圏に建設的な結果をもたらす可能性があるとの考えを示した。

バフェット氏はCNBCとのインタビューで「ギリシャが仮にユーロ圏を離脱するようなことになっても、ユーロにとって悪い結果にはならない可能性がある」と指摘。ギリシャのユーロ圏離脱が、ユーロ圏加盟国間の財政政策をめぐる見解の大筋での一致につながる可能性があると指摘した。

同氏はまた、前週発表された米食品大手クラフトフーズ・グループと、バークシャーが出資するハインツの合併を踏まえ、「これが最後の主要な案件とならないことを望む」とし、M&A(合併・買収)案件に「ゴールはない」と強調した。

そのうえで、バークシャーと、ハインツに出資する3Gキャピタルは他の買収の標的について協議していないと語った。

また、バフェット氏はニューヨークで開催された自動車業界の会議に出席した際、自身が米連邦準備理事会(FRB)の議長だったら大幅な利上げは実施しないと述べた。

自身がFRB議長だったらどうするかとの質問に対し、「欧州の金利がマイナス圏にあるなか、(米国で)大幅な利上げを実施すれば、資金の流れをめぐる懸念が台頭する」とし、大幅な利上げは実施しないとの考えを示した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

スペースXの有人宇宙船打ち上げ、民間初の船外活動実

ビジネス

EUの中国製EV追加関税、テスラなどさらに引き下げ

ビジネス

中国バイオ企業との取引制限法案、米下院が可決 無錫

ビジネス

日鉄の信用力に新たなリスク、米社買収の不透明感強ま
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    非喫煙者も「喫煙所が足りない」と思っていた──喫煙所不足が招く「マナー違反」
  • 2
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 3
    ロシア国内の「黒海艦隊」基地を、ウクライナ「水上ドローン」が襲撃...攻撃の様子捉えた動画が拡散
  • 4
    メーガン妃が自身の国際的影響力について語る...「単…
  • 5
    クルスク州「重要な補給路」がHIMARASのターゲットに…
  • 6
    伝統のカヌーでマオリの王を送る...通例から外れ、王…
  • 7
    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…
  • 8
    歯にダメージを与える4つの「間違った歯磨き」とは?…
  • 9
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 10
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 1
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 2
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン」がロシア陣地を襲う衝撃シーン
  • 3
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組10名様プレゼント
  • 4
    【現地観戦】「中国代表は警察に通報すべき」「10元…
  • 5
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 6
    エルサレムで発見された2700年前の「守護精霊印章」.…
  • 7
    中国の製造業に「衰退の兆し」日本が辿った道との3つ…
  • 8
    世界最低レベルの出生率に悩む韓国...フィリピンから…
  • 9
    「私ならその車を売る」「燃やすなら今」修理から戻…
  • 10
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンシ…
  • 1
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 2
    寿命が延びる「簡単な秘訣」を研究者が明かす【最新研究】
  • 3
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    ハッチから侵入...ウクライナのFPVドローンがロシア…
  • 6
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 7
    日本とは全然違う...フランスで「制服」導入も学生は…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 10
    ウクライナ軍のクルスク侵攻はロシアの罠か
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中