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OECDが日本やユーロ圏の成長見通し上方修正、中国上回るインド

2015年03月18日(水)19時19分

 3月18日、経済協力開発機構(OECD)は経済見通しの中間評価を公表、主要国の経済成長は2014年11月に比べて小幅改善したとの見方を示した。写真はOECDのグリア事務局長。11日撮影(2015年 ロイター/Stefanie Loos)

[東京 18日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)は経済見通しの中間評価を公表、主要国の経済成長は2014年11月に比べて小幅改善したとの見方を示した。原油安と中銀によるこれまでの緩和策が好影響を与えているとしている。

ユーロ圏の成長率見通しは15年が1.4%、16年は2.0%とし、11月時点からそれぞれ0.3%ポイント上方修正した。

日本は15年は1.0%成長と前回から0.2%ポイント、16年は1.4%として0.4%ポイントそれぞれ上方修正した。

米国は循環的景気回復が続いているが、北東部での厳寒の影響を受ける可能性があると指摘。15年成長率は3.1%、16年は3.0%で据え置いた。

新興国については、今後2年の成長率はインドが中国を上回るとの見通しを示した。中国の成長率は15年が7.0%と前回から0.1%ポイント下方修正、16年は6.9%で変わらず。

インドが15年は7.7%と前回から1.3%ポイント上方修正、16年も8.0%と1.4%ポイント上方修正した。

資源国はコモディティ価格安の影響を受けるとして、ブラジルの15年成長率はマイナス0.5%と2.0%ポイント下方修正、16年はプラス1.2%と0.8%ポイント下方修正した。カナダも同様に下方修正した。

ユーロ圏のドイツ成長率は15年は1.7%と0.6%ポイント、16年は2.2%と0.4%ポイント上方修正した。

日本についてOECDは耐久財への消費支出が上向いているとしたが、民間消費は引き続き低水準と指摘。設備投資が改善している兆しがみられるが、企業が積み上げたキャッシュを支出に回す傾向はうかがえないとした。

ロイター
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