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仏下院が末期患者の「昏睡」容認法案可決、安楽死との批判も
2015年03月18日(水)15時17分
3月17日、仏下院は、死期を間近に迎えた患者に対する延命措置をやめ、死亡するまで深い昏睡状態に置かれることを可能にする法案を賛成多数で可決した。写真は議会で発言するマリソル・トゥーレーヌ厚生相(2015年 ロイター/Charles Platiau)
[パリ 17日 ロイター] - フランス下院は17日、死期を間近に迎えた患者に対する延命措置をやめ、死亡するまで深い昏睡状態に置かれることを可能にする法案を賛成多数で可決した。一部では、事実上の安楽死容認だとする批判も出ている。
下院での賛成は436票、反対は34票だった。世論調査によると、国民の多くがこの法案を支持しており、早ければ5月にも上院を通過して成立する見込み。
この法案で認められる措置により、末期患者は「数時間あるいは数日」で死に至ることから、宗教指導者や医療関係者などからは、安楽死の隠れみのになると危惧する声も上がっている。
また、ある与党議員は、今月22日と29日に地方選挙を控え、イスラム教徒などを含む保守層の支持を失う恐れがあると懸念を示している。
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