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ドル弱含み、米住宅着工件数が大幅悪化=NY市場
3月17日、ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対してやや弱含んで取引を終えた。2014年11月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)
[ニューヨーク 17日 ロイター] - 17日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対してやや弱含んで取引を終えた。朝方発表された米2月住宅着工件数が予想より大幅に悪く、米連邦公開市場委員会(FOMC)が17─18日の日程で開催される中、ユーロなどの買戻しでドルが重たく推移した。
米2月住宅着工件数は前月比17%の急減となり、年率換算件数も2014年1月以来の低水準となる89万7000件に落ち込んだ。
ドルの主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は、終盤小幅安の99.547。
第1・四半期に発表された強弱入り混じった経済指標とドル高が、6月と予想される米連邦準備理事会(FRB)の利上げのタイミングを遅らせる可能性もあるが、市場は今のところ声明文で「忍耐強く(patient)」の文言を外すと見ている。
AFEX(ロンドン)の外為取引スペシャリストのトレバー・チャーズリー氏は「米経済指標の内容はまだら模様としか言いようがない。FRB(の利上げ先送り)に対する失望が生まれる可能性ももある」と指摘した。
一方、クレディ・アグリコル(ニューヨーク)の通貨ストラテジストのマーク・マコーミック氏は「FRBはまだ経済指標次第の姿勢だとみる」とし、「利上げ開始は6月ではなくおそらく9月と予想する。ドル高は利上げと同じような影響をもたらすため、FRBも利上げ時期を見極めることができている」との見方を示した。
ユーロ/ドル
ドル/円 終値 121.37/40
始値 121.18/22
前営業日終値 121.33/35
ユーロ/ドル 終値 1.0596/99
始値 1.0634/35
前営業日終値 1.0565/67
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