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ダウとS&P500が反落、FOMC控え警戒感

2015年03月18日(水)07時18分

 3月17日、米国株式市場では、ナスダックが小幅高となる一方、ダウとS&P500は反落して終えた。3日撮影(2015年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 17日の米国株式市場では、ナスダックが小幅高となる一方、ダウとS&P500は反落して終えた。素材関連株が売られたほか、連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表を翌日に控え、警戒感が高まった。

ダウ工業株30種<.DJI>は128.34ドル(0.71%)安の1万7849.08ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は7.92ポイント(0.16%)高の4937.43。

S&P総合500種<.SPX>は6.99ポイント(0.34%)安の2074.20。

化学のデュポンが3.1%下落したことが響き、S&P500の10セクターで素材株指数<.SPLRCM>の下げが1.2%と最もきつくなった。原油価格の続落を受け、エネルギー株指数<.SPNY>も0.5%下がった。

医薬品・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソンは1.2%安で、S&P500種の主な圧迫要因になった。

一方、アップルとフェイスブックがいずれも1.7%上昇し、S&P500への採用発表で6.9%高となったアメリカン航空グループとともに、ナスダック指数を支えた。

FOMCについてエコノミストの間では、利上げまで「忍耐強くなれる」との文言が声明から削除されるとの見方が大勢。ただ、ジョーンズ・トレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は「もしも金融当局が依然としてこのまま年央に利上げする態勢にあるなら、どんな言い回しになろうと大きな違いはない」と述べた。

金利上昇は米経済の堅調さの表れといえるが、一部の投資家は果たして経済が利上げを乗り切れるほど力強いかどうか疑問視している。

BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約61億株で、月初来平均の66億株を下回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1607上げ1429(比率は1.12対1)、ナスダックが上げ1384下げ1330(1.04対1)だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値        17849.08(‐128.34)

前営業日終値    17977.42(+228.11)

ナスダック総合<.IXIC>

終値          4937.43(+7.92)

前営業日終値    4929.51(+57.75)

S&P総合500種<.SPX>

終値          2074.20(‐6.99)

前営業日終値    2081.19(+27.79)

*内容を追加して再送します。

ロイター
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