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フェラーリの上に会社設立検討=フィアット・クライスラーCEO
[ジュネーブ 3日 ロイター] - 自動車大手フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)
ジュネーブ自動車ショーでCEOは、税金対策が理由ではなく、フェラーリの米国での上場を容易にする狙いがあると説明。
「フェラーリは引き続きイタリアで自動車を生産し、利益を創出し、税金を支払う」と述べた。「問題の解決策があるかもしれず、フェラーリの上に会社を設立することを検討している」とした。
同氏によると、実現すれば、FCAと、フィアットグループから分離・独立(スピンオフ)したトラック・トラクターメーカーCNHインダストリアル
また、フェラーリの株主に長期的な株式保有を促す制度の導入を検討していると明らかにした。
フェラーリの新規株式公開(IPO)は今年の上半期に完了する計画だが、第3四半期にずれ込む可能性があるとした。スピンオフは年末までの完了を目指している。
マルキオンネ氏はまた、FCAの提携相手の「理想的な候補」について心当たりがあるとしながらも、詳細には触れなかった。
将来の合併・買収(M&A)では買い手か売り手のどちらかになる可能性があるとしたうえで、多数の企業と協議していると続けた。