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異業種参入へ対処必要、自動車業界安泰でない=BMWトップ

2015年03月04日(水)01時51分

 3月3日、BMWのCEOは、次期CEOは新たな課題に対処する必要があるとの見方を示した。写真は同社のロゴマーク。ベルリンで2月撮影(2015年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[ジュネーブ 3日 ロイター] - 独高級車メーカーのBMWのノルベルト・ライトホーファー最高経営責任者(CEO)は3日、同社の次期CEOは需要や燃料価格といった従来の不透明要因に加え、電気自動車や自動運転車、異業種の参入など新たな課題に対処する必要があるとの見方を示した。

スイス・ジュネーブ国際自動車ショーの討論会で述べた。

BMWでは5月にライトホーファー氏が退任し、生産部門を統括するハラルド・クルーガー氏がCEOに就任する。

ライトホーファー氏は「代替の動力伝達装置や、ネット接続で高度に自動化された車が大きな課題」と指摘。「自動運転車分野にこれまで一度も車を作ったことのない企業が参入していることもテーマになる」とし、米アップルやグーグルなど、異業種から新たな競争相手が生まれる可能性があると述べた。

その上でタイプライターがその後パソコン(PC)に取って代わられた例を引き合いに出し、その当時多くの人はその可能性を軽視していたと指摘。

ソフトウエアやネット接続された車について深い知識を有する新規参入者の攻勢から自動車業界も安泰ではいられないとし、「10━15年先を見据えれば、非常に手ごわい競争相手になる可能性があり、BMWとして深刻に受け止める必要がある」と語った。

ロイター
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