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米石油掘削リグ稼働数、4週連続減=ベーカー・ヒューズ
[13日 ロイター] - ゼネラル・エレクトリック(GE)
米国の石油リグの半数以上を擁する米国最大のシェール油田地帯であるパーミアン盆地では、リグ稼働数は8基減の419基と、2018年1月以来の低水準に落ち込んだ。同じく8基減だった2016年2月以来の大幅な減少となった。
米全体のリグ稼動数は、これまでの過去最長記録に並ぶ9カ月連続で減少している。独立系の探査・生産会社は、生産増ではなく利益の伸びを重視して設備投資を縮小させており、生産の伸びが鈍化している。
米エネルギー情報局(EIA)は10日公表した月次の短期エネルギー見通しで、米原油生産の増加幅見通しを下方修正した。EIAは、2019年の米原油生産が前年比で日量125万バレル増の日量1224万バレルとなり、過去最高を更新するとしたが、増加幅の予想は従来の日量128万バレルから小幅に引き下げた。
米金融サービス会社コーエンによると、同社が調査する探査・生産(E&P)会社の今年の設備投資額は前年比で5%減少する見通し。石油メジャーの投資が約16%増加する一方、独立系石油会社の投資はおよそ11%減少する見込みという。