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ForeignPolicy.com 外交エディター24時
エジプト、最後のISPが停止
米インターネットセキュリティ会社レネシスのブログによると、エジプトで最後まで稼動していたインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)、ヌーア・グループのネットワークが、遂にアクセスを遮断された。カイロのアメリカン大学やエジプト証券取引所など国内外の主要機関にサービスを提供するヌーアは、先週、次々とISPへのアクセスを遮断したエジプト政府が、唯一手をつけなかったISPだ(株の取引は現在、無期延期になっている)。
政治的混乱のなかでネット接続が遮断されるケースは前にもあった。僧侶による大規模な反政府デモがあった07年のミャンマーや、09年に少数民族の暴動があった中国新疆ウイグル自治区の場合もそうだ。だがこれらはいずれも、経済的発展が遅れた国や地域。ネットへのアクセスはもともと極めて限られている。だがエジプトは違う。急速な経済発展を遂げた新興国で、同国の通信大手オラスコム・テレコムのナセフ・サイリスCEOは世界の長者番付にも顔を出すほど。
ISPの完全遮断はまさに、超異例の事態だ。
──ジョシュア・キーティング
[米国東部時間2011年01月31日(月)18時39分更新]
Reprinted with permission from FP Passport, 1/2/2011. © 2011 by The Washington Post Company.
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