- HOME
- コラム
- 外交エディター24時
- ハメネイ、聖地で「つぶやく」
コラム
ForeignPolicy.com 外交エディター24時
ハメネイ、聖地で「つぶやく」
イランの最高指導者アリ・ハメネイは今、イスラム教シーア派の聖地コムを訪問している。
だが、ハメネイがツイッターのアカウントをもち、コム訪問中にもスタッフが最新情報や写真を含むリンク先をつぶやいていることはほとんど知られていない。今日も、シーア派で最も権威ある大アヤトラ3人が学者たちを伴ってハメネイのコムの居宅を訪れたというツイートが流れた。イランの宗教指導者は完全に時代錯誤だと思ったら大間違いだ。
ハメネイのコム訪問については多くの憶測が飛び交っているし、誤報も多い。だがコムは、イランの初代最高指導者ルホラ・ホメイニが、イラン革命を成功させて亡命先のフランスから帰国した後、短期間ながらも最初に住んだ土地。つまりハメネイのコム訪問とツイッター攻勢は、イランでは現在も将来も宗教が重要な役割を果たし続けるというメッセージに他ならない。
──ムハンマド・サグハ
[米国東部時間2010年10月20日(火)14時04分更新]
Reprinted with permission from "FP Passport", 21/10/2010. © 2010 by The Washington Post Company.
この筆者のコラム
リビアに散った2人の戦場カメラマン 2011.04.21
フェースブックは活動家がお嫌い? 2011.04.21
長老支配嘆くラウルの右腕は80歳 2011.04.20
中国FB会員25万人が一夜で消えた 2011.04.14
ベラルーシKGBの怪しいテロ捜査 2011.04.13
中国がタイムトラベル禁止令 2011.04.12
「コートジボワールの虐殺」捜査 2011.04.07