コラム

Microsoftがゲーム大手を7.8兆円で買収。メタバースにその価値はあるか

2022年01月25日(火)15時38分

今のところデバイスはパソコンやVRゴーグルが中心だが、やがて高性能イヤホン、コンタクトレンズ型ディスプレイが登場し、だれもが常時装着するようになる。米で話題となったビジネス書「AI2041」の著者のKai-fu Lee氏はそう指摘する。この本の中で同氏は、まず2023年ごろにARグラスがある程度普及し、その後2030年ごろに常時装着用のイヤホンが登場。2040年ごろには、コンタクトレンズ型ディスプレーの実用化が始まると予測している。

そのころには「今、多くの企業がAIを業務に取り入れようと熱心に活動しているように、すべての産業が最終的には仮想現実を業務に取り込むように熱心に活動するようになる」と同氏は言う。

Microsoftを含むテクノロジー大手は、どこもこれと同じような未来シナリオを見ているのではないだろうか。

短期的にはゲームプラットフォームの覇権争い、長期的にはメタバースの覇権争い。資金力と規模拡大の可能性を持っているテクノロジー大手にしかできない、駒の進め方だと思う。

プロフィール

湯川鶴章

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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