印南敦史

1962年生まれ。東京都出身。作家、書評家。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。他に、ライフハッカー[日本版]、東洋経済オンライン、サライ.jpなどで連載を持つほか、「ダ・ヴィンチ」などにも寄稿。ベストセラーとなった『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社)をはじめ、『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』(星海社新書)、『人と会っても疲れない コミュ障のための聴き方・話し方』(日本実業出版社)など著作多数。2020年6月、日本一ネットにより「書評執筆本数日本一」に認定された。最新刊は『現代人のための 読書入門』(光文社新書)。

BOOKS

曖昧な君が代は「歌わない国歌にせよ」という提案

賛否両論の狭間にある国歌の驚きの歴史を明らかにし、「聴く国歌」という新たな考え方を提示する『ふしぎな君が代』 

2016.01.05
BOOKS

不倫はインフルエンザのようなもの(だから防ぎようがない?)

画期的な切り口で不倫を社会問題として捉えた『はじめての不倫学』だが、共感できる部分とそうでない部分がある 

2015.12.21
BOOKS

被害者遺族を「カラオケに行こう」と誘う加害者の父

出所後「事件を小説にする」と言う少年から、非常識で異常な親まで、被害者に苦痛を与え続ける少年犯罪の加害者たち 

2015.12.14
BOOKS

意外や意外、広い話題で穏やかに、資本主義へ別れを告げる

成長志向に疑問を呈し、行き着く「人間破壊」に警鐘を鳴らす『さらば、資本主義』 

2015.12.07
BOOKS

時間が足りない現代に、「映画・ドラマ見放題」メディアが登場する意味

メディア(と、私たちのライフスタイル)の未来を考えさせる『ネットフリックスの時代』 

2015.11.30
BOOKS

日本の貧困は「オシャレで携帯も持っている」から見えにくい

『子どもの貧困連鎖』で知る、読む側のお節介な推量を超えた格差社会のショッキングな実態 

2015.11.24
BOOKS

イスラム過激派に誘拐された女性ジャーナリストの壮絶な話

ソマリアでの経験を綴った『人質460日』は生々しく力強い作品だが、著者の「動機」には共感できない 

2015.11.17
BOOKS

SEALDs時代に「情けない思いでいっぱい」と語る全共闘元代表

安保闘争の経験を初めて語り、現代へのメッセージを込めた『私の1960年代』は全共闘世代のイメージを覆す一冊 

2015.11.02
BOOKS

辺野古に反対する翁長沖縄知事が「変節ではない」理由

シンポジウムを収録した『沖縄と本土』には、かつて移設推進派だった現知事の「生の言葉」が詰め込まれていた 

2015.10.23
BOOKS

無宗教のアメリカ人記者がイスラム教に心の平穏を見出すまで

『コーランには本当は何が書かれていたか?』には何が書かれているのか 

2015.10.19
BOOKS

朝日新聞の思い出話はドキュメンタリーたり得るか

業界よもやま話を書き連ねた『ブンヤ暮らし三十六年――回想の朝日新聞』に欠けているもの 

2015.10.11
BOOKS

自分を捨てた父親を探したら、殺人鬼だった

未解決事件の犯人の息子が綴った衝撃的ノンフィクション『殺人鬼ゾディアック』 

2015.10.04
BOOKS

ゲイバーは「いかがわしい、性的な空間」ではない

ゲイ・コミュニティの誤ったイメージを正し、陽の当りにくい世界の実情を垣間見せる『新宿二丁目の文化人類学』 

2015.09.25
BOOKS

創業者たちの不仲が、世界で最も重要な会社をつくり上げた

成功を導く人間関係について考えさせる『インテル 世界で最も重要な会社の産業史』 

2015.09.11
BOOKS

日本のインターネットの「屈折」を読み解くキーワード

2ちゃんねるなど日本独自の"アーキテクチャ"に着目し、2000年以降を振り返る『アーキテクチャの生態系』 

2015.09.04
BOOKS

レノンとジョブズ、そしてiPodと吉原治良

ふたりの天才を比較した『レノンとジョブズ』で知る、意外な共通点とあの白い円の意味 

2015.08.24
BOOKS

人間に焦点を当てたサントリー"社史"に心をつかまれる

破天荒な面々が登場し、好奇心を刺激して余りある『佐治敬三と開高健 最強のふたり』 

2015.08.07
BOOKS

ドローンは「自動車のない世界に現れた電気自動車」なのか

発展途上で、矛盾を内包し、しかし可能性に溢れた新技術を解説する『ドローン・ビジネスの衝撃』 

2015.07.31
BOOKS

日本人ムスリムの姿から、大切な「当たり前」を再確認する

平和な宗教か凶悪な宗教か――『日本の中でイスラム教を信じる』が突きつける理解と無理解 

2015.07.24
BOOKS

アメリカ次期大統領候補の「おばあちゃん」としての顔

力強い政治家のイメージを打ち出した新著『困難な選択』で、ヒラリーがほんの少しだけ見せた素顔の意味 

2015.07.17
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
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2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

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