世界の銃の半分を所有するアメリカ人、お気に入りの小型ナイフも持ち歩けない日本に思うこと
数分で何十人も殺せるこの凶器は、多くの州では免許なしで簡単に買える。身元調査なしでも買える。注文したその日に持って帰って、「活用」できる。
アメリカ史に残るどちらもコロラド州の銃乱射事件(1999年のコロンバイン高校、2012年のオーロラの映画館)を受け、18年に同州ボールダーはAR15型の所持などを禁止しようとした。だが銃保持擁護団体などが、その措置を違法と訴える訴訟を起こした。偶然にも22日の事件の1週間前に団体側が勝訴し、いまボールダーはAR15型が使える町に戻っている。
事件後、全米ライフル協会(NRA)やコロラド州選出のローレン・ボーベルト下院議員、影響力のあるテッド・クルーズ上院議員などがすぐさま銃器所持の擁護を表明し、規制強化反対の意思を示している。
一刻も早く改善されるべき状況が改善されそうにない。日本ではポケットナイフでも携帯するのが困難。アメリカの多くの地域では半自動小銃を身元確認や免許なしで買い、それを抱えて町を歩ける。その両極端のどこかで、僕はただ気が向いたときにサンドイッチを作りたい。
トニー・ラズロ
TONY LÁSZLÓ
1960年、米ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点にジャーナリスト、講師として活動。コミックエッセー『ダーリンは外国人』(小栗左多里&トニー・ラズロ)の主人公。

アマゾンに飛びます
2025年10月14日号(10月7日発売)は「中国EVと未来戦争」特集。バッテリーやセンサーなどEV技術で今や世界をリードする中国が戦争でもアメリカに勝つ日
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
日本人のスマホ依存症を減らすには、国や自治体が介入して規制すべき? 2025.10.08
「お茶を一服いかがでしょうか?」...飲み物に畏敬の念を込める日本とジョージアの共通点 2025.10.03
命を守る人が休めない社会でいいのか? 『レイトシフト』が映す過労の代償 2025.09.09
世界でも珍しい「日本の水泳授業」、消滅の危機にあるがなくさないでほしい 2025.08.31
イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは 2025.08.07
-
会計 外資系企業のアウトソーシング事業の会計スタッフ・シニア/リモートワーク実施/土日祝休/残業少
アークアウトソーシング株式会社
- 東京都
- 年収420万円~700万円
- 正社員
-
給与計算・社会保険「アウトソーシング担当」外資系クライアント中心 英語力を活かしてスキルアップ フレックス・リモート
株式会社クロスヴィジョンインターナショナル
- 東京都
- 年収450万円~600万円
- 正社員
-
法人営業/外資系担当/創業80年/SK-II・POLA・ファンケル等/9684
東亜紙巧業株式会社
- 東京都
- 年収400万円~500万円
- 正社員
-
給与計算/外資企業向けアウトソーサー/月残業15h/転勤なし/8233
株式会社ビーピーエム アソシエイツ
- 東京都
- 年収600万円~800万円
- 正社員