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多様性の名の下で忘れ去られる「白人男性」...彼らもまた支援が必要ではないか?

ENGAGING WHITE MEN

2024年3月29日(金)19時30分
ロン・カルッチ(米コンサルティング会社ナバレント共同創業者)、ゾーイ・スペンサーハリス(米バージニア州立大学社会学・刑事法学助教)

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写真はWMRJのダレン・サドマン DARREN SUDMAN

私たちが出会ったのは3年前。重要な社会的実験であり、コミュニティーとしても機能する活動団体に、カルッチがメンバーとして、スペンサーハリスが顧問として加わったのがきっかけだ。

今は「人種平等を支持する白人男性(WMRJ)」という名のこの団体には創設以来、アメリカ各地の白人男性400人以上が参加している。活動の焦点は、週単位のカリキュラムやコミュニティー体験を通じた学習と、知識の問い直しを目的とする学習解除。団体が誕生した背景には、2つの重要な前提がある。

第1に、非白人の人々は白人、特に白人男性に「やるべきことをやる」よう求めてきた。啓発という重荷を非白人に押し付けず、白人男性ならではの特権や権力について自ら時間をかけて学んでほしい、と。

第2に、白人男性が自身の生活や体験を進んで検証し、人種差別が構造化した社会制度に必要な変化について考えるには、同じ問題に関心を抱く白人男性の仲間と一緒に取り組むことが、より効果的だ。

DEIの文脈では、「ビロンギング」は時に、少数派がより大きな集団の中に存在可能であるという意味でしかない。だが実際には、この言葉の定義は、ジェンダーや人種的アイデンティティーに左右される。帰属意識は社会的アイデンティティーと密接に結び付いていると考えるよう、私たちは条件付けられ、帰属意識の強化を求めて自分と同様の人々に目を向ける。

しかし帰属意識とは、誰かが誰かに「行う」ものではない。排除されがちな人々を受け入れることは行動として可能だが、それだけで包摂性は実現しない。多くの場合、そうした行為は「お情け」と感じられ、当然ながら帰属感は生まれない。

真の帰属意識とは、条件を問わない人間同士の深い絆だ。自己検閲も、話す内容や話し方を変える必要も、迎合する必要も感じずに、安心して「もろい自分」でいられる。階層やジェンダー、人種の相違がそれほど問題にならず、尊厳や思いやりが当たり前のことになる。それは純粋なつながりであり、誰かのためにではなく、誰かと共につくり出すものだ。

ジェンダーに対する固定観念では、男性は理性的で論理的で、強い存在とされる。その結果、傷つきやすさや感情表現が社会的に許されない。

そのせいで、白人男性は孤立し、近年ではメンタルヘルスの問題が急増している。一方、多くの人は富や地位、権力を握り続ける彼らに共感するどころか、少数派をめぐる対話に招き入れる気にもなれない。だが真の意味での帰属意識と切り離せない「弱さ」を、白人男性が受け入れることをより難しくしているのは、こうした文化規範だ。

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