「株式会社ハマス」の時価総額は5億ドル超、世界各地の系列企業の資金網がガザを支える
HAMAS, INC.
英カーディフ大学法学部の教授でテロ組織の資金問題に詳しいニコラス・ライダーによれば、不動産会社を利用するハマスの手口は決して珍しいものではない。
「不動産会社は彼らの資金調達に役立つ便利な存在だ。世界の不動産市場は、テロ組織にとっても組織犯罪グループにとっても安全な投資先となっている」とライダーは言う。
さらに「不動産セクターは住宅ローン詐欺を通じて個々のテロ行為の資金調達にも利用されており、アメリカでは関連するテロ資金調達事案でいくつかの有罪判決が出ている」と付け加えた。
■UAE
UAEの登記情報によると、トレンドGYOの共同設立者サレハ・マングーシュは04年、同国で人口が3番目に多い都市シャルジャでイトカン・リアルエステートを設立している。
建設・設計業で登録されている会社で、国内各地に数億ドルのオフィスビルを所有していた。
同社の22年の財務報告によると、サウジ国籍のサレハ・マングーシュは同社の「ゼネラルマネジャー」であり、株式の49%を保有していた。
UAEの法律では最近まで全ての企業に株主の51%をUAE国籍者とするよう義務付けていた。マングーシュの49%という持ち株比率は、この規定に沿ったものだ。
22年5月の米財務省の制裁リストによると、イトカンは「ハマスの知られざる投資ポートフォリオに含まれる複数の営利企業の1つ」だ。
19年半ばにはイトカンの「評価額1億5000万ドルの資産」の売却案が持ち上がった。UAE内のオフィスビル関連と思われるが、詳細は米財務省の文書にも記載されていない。
なおイトカンは最近までシャルジャで営業していたが、摘発を受けたようで、米政府の制裁対象となってからは「休業状態」にあるとされる。
本誌は23年11月と12月に同社に接触を試みたが、電話は通じず、メールも戻ってきた。
■サウジアラビア
トレンドGYOの18年の公募増資資料によると、サレハ・マングーシュはサウジアラビアにあるアンダ・カンパニーの創業者でもある。
当該資料によれば、サレハ・マングーシュはアンダ・カンパニー株の20%を保有し、肩書はやはり「ゼネラルマネジャー」だ。他にもサウジで数社を設立している。
米財務省によれば、アンダも「ハマスの大規模な投資先の1つ」で、22年5月に制裁リストに加えられている。また同社の実質的な経営者は前出の会計士カフィシェとされる。
マングーシュと共にトレンドGYOの役員に名を連ねる男だ。
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