キャサリン妃のテニスコートでの行動を、ボールガールが「違反です」と注意...妃は「高いプロ意識」を称賛
Kate Middleton's Tennis Rebuke From Roger Federer Goes Viral—Video
ウィンブルドンのコートに立つキャサリン皇太子妃(6月8日) AELTC/Thomas Lovelock/Handout via REUTERS
<ウィンブルドンはほかの世界大会と違い、ノーバウンドで飛んできたボールをボールキッズがキャッチすることは違反>
テニスのウィンブルドン選手権が開催される直前の6月24日、イギリスのキャサリン皇太子妃がテニスコートに姿を見せ、大会を陰で支えるボールボーイとボールガールを称えるために練習に参加した。ウィンブルドンのボールキッズは厳しい訓練を積むことで知られるが、この日の練習ではルールを知らずに違反行為をしたキャサリン妃が、ボールガールから注意を受ける一幕もあった。
■【動画】キャサリン妃の行動に対して、「ルール違反です」とボールガールが注意する場面
ウィンブルドン選手権は毎年、ロンドン南西部で開催されており、キャサリンは2011年にウィリアム皇太子と結婚して以降、ほぼ毎年、同大会を観戦している。2017年には故エリザベス女王からテニスへの情熱を認められ、ウィンブルドン選手権の運営組織であるオールイングランド・ローンテニスクラブ(AELTC)のパトロンに任命された。
男子および女子シングルスの決勝戦で優勝選手にトロフィーを授与する大役も担っており、2022年の大会ではノバク・ジョコビッチ選手とエレナ・リバキナ選手にトロフィーを手渡した。
今回のイベントは今年の開催を目前に控え、同大会で8回の優勝歴を持つロジャー・フェデラーと共に参加したもの。表立って称賛される機会は少ないが、陰で試合を支えているボールボーイとボールガールの働きに注目を集め、彼らをねぎらうことが目的だった。そんな中で皇太子妃が注意を受ける様子を捉えた動画はネットに公開され、広く拡散されている。
反射的にボールをキャッチするも「ルール違反」
ウィンブルドン選手権のボールキッズは、毎年ロンドンにある学校から送られてくる1000件以上の応募の中から約250人が選ばれる。選ばれた平均年齢15歳の子どもたちは厳しい訓練を受けて、大会の複雑なルールについての十分な知識を身につける。
キャサリンとフェデラーは公開された動画の中で、選ばれたボールボーイとボールガールと共に、片手を大きく上げてからボールを投げる方法や、膝をついてボールを転がす方法、コートにいる選手に新しいボールを手渡す「フィード」と呼ばれる動きなどの練習に参加した。
この動画でキャサリンは練習中、飛んできたボールをノーバウンドでキャッチ。フェデラーとキャサリンの指導係を務めた少女から、ほかの世界大会とは異なりウィンブルドンではノーバウンドのボールをキャッチすることはルール違反にあたると注意される場面があった。指導係の少女は後に、ウィンブルドンのルールでは違反にあたるが、キャサリンのキャッチはとても上手かったと語った。