中国、衛星1万3000基打ち上げ計画──スターリンク対抗で宇宙空間の「場所取り合戦」に
中国政府は、軍事利用の可能性を秘めた通信衛星コンステレーションについて、スペースXに一方的に掌握されることを嫌った可能性がある。
マスク氏は今年2月13日、「第3次世界大戦につながりかねない紛争の激化は認めるわけにはいかない」とツイートし、ドローンの操縦を目的とした通信を遮断したと発表した。
これとは別に、中国は俗に「グレート・ファイアーウォール」と呼ばれるシステムを構築し、国内のネット通信を一元的に監視している。検閲回避の抜け穴となることを嫌い、独自システムの開発に踏み切った可能性もありそうだ。
スターリンクの追跡は中国軍の能力外 場所取り合戦で対抗試みる
GWプロジェクトのもとで大量の衛星を低軌道に投入する動きは、スペースXと中国当局とのあいだで、宇宙空間の「場所取り合戦」に発展するとみられる。
香港のサウスチャイナ・モーニングポスト紙によると、中国人民解放軍の宇宙科学者であるXu氏は論文を通じ、GWの衛星群は「スターリンクが完成する前(すべての衛星が配備される前)」をねらって迅速に軌道に投入されると明かした。
この動きにより、「我が国(中国)が低軌道上に場所を確保し、スターリンクの衛星群が低軌道のリソースを過度に先取りする事態を防ぐことができる」と論文は述べている。
さらに論文は、4万基というスターリンクの衛星網について、中国の防衛・監視能力では追跡しきれない数に上ると認めている。このため、自前の衛星網を有利な位置に前もって展開することで、対抗策としたい考えのようだ。
サウスチャイナ・モーニングポスト紙はさらに、GW衛星が「アンチ・スターリンク」のペイロードを搭載し、スターリンク衛星の活動を至近距離から監視するなど、さまざまな工作を実施する可能性もあると論じている。
衛星コンステレーションをめぐっては、災害時のバックアップとして有益である一方、低軌道を埋め尽くす衛星が天文分野の観測の妨げとなるなど弊害も指摘されている。
中国との展開競争が過熱することで、天文学者にとってもさらなる頭痛の種となりそうだ。
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