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仕事への集中を邪魔するスマホは大敵、ではどうすればいい?

2020年6月16日(火)10時20分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

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上の図解は『図解でわかる 一点集中のすごいコツ』P93に掲載

◆スマホは、できるだけ遠ざける
スマホから入る情報に右往左往しないようにするためには、可能な限りスマホを自分自身から遠ざける工夫こそ効果があります。

まず簡単にできることは、スマホの画面を伏せること。

仕事の関係で、スマホから離れられない人もいるでしょう。このような人も、スマホの画面が視界に入らない工夫をするべきです。

たとえばデスクワークをするときに、スマホを机の上に置かざるを得ないときも、画面を下にして、伏せるように置くのです。

次に、スマホをしまうことも忘れてはなりません。スマホ自体を視界に入れないようにするのです。スマホはカバンにしまう、机の引き出しにしまう、このような習慣が、大きな効果につながります。

なお、スマホをポケットにしまうのはおすすめしません。スマホが衣服を通して肌に接しているために、どうしても意識がスマホにいくためです。

最後に、できることならば、スマホは自分とは別の空間に置く。これが、きわめて有効です。

簡単なのは、スマホを別の部屋に置いてしまうことです。自分とスマホを物理的に離して置くことで、新たな情報の流入を遮断し、意識を目の前のタスクに集中できるようにするのです。

もっと徹底できる方は、スマホは自宅に置いてオフィスに持ち込まないのもおすすめです。ちょっと足を伸ばせばスマホを取りに行くことができる、という状態でなくなれば、その存在はほとんど気にならなくなります。

スマホが集中力に与える悪影響は、あなたも思い当たることがあるでしょうし、多くの研究でも指摘されていること。スマホから入る情報に集中を邪魔されるのではなく、スマホを適切に管理し、意識が散漫にならない環境を整えましょう。

*抜粋第1回:「マルチタスク」など存在しない、効率がいいのは一つのタスクに集中する「ワンタスク」
*抜粋第2回:「最強の時短仕事術」で、毎朝やるべき1つのこと


 『図解でわかる 一点集中のすごいコツ――最強の時短仕事術』
 碓井孝介著
 CCCメディアハウス

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2020年6月23日号(6月16日発売)は「コロナ時代の個人情報」特集。各国で採用が進む「スマホで接触追跡・感染監視」システムの是非。第2波を防ぐため、プライバシーは諦めるべきなのか。コロナ危機はまだ終わっていない。

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