NY州調査、人工呼吸器装着の重症患者「90%近くが死亡」
Nearly 90 Percent of COVID-19 Patients on Ventilators in New York Died
退院または死亡した患者のうち、16.6%が50歳未満だった。退院または死亡した患者のどちらについても、ICUで治療を受けた、あるいは人工呼吸器につながれた人の割合は18~65歳の患者グループの方が(65歳以上の患者グループよりも)高かった。
調査対象の入院患者に最も多かった基礎疾患は、高血圧(全体の約56%)、肥満(42%)と糖尿病(34%)だった。
報告によれば、死亡した患者のうち「糖尿病の持病があった人は、そうではない人に比べて、人工呼吸器の装着やICUでの治療を受ける可能性が高かった。血圧については、高血圧ではない人の方が人工呼吸器の装着やICU治療を受ける傾向が強かった」という。また腎臓の機能が急激に低下した患者は、糖尿病の持病がなかった患者よりも、糖尿病患者の方に多かった」ということだ。
調査対象となった5700人のうち、調査が始まってから入院してきた患者は全体の2.2%で、調査終了時点でも入院中だった患者は3066人にのぼった。退院した患者のうち、再入院や別の施設(介護・リハビリ施設など)に転院した人は、年齢が高いほど多かった。
1回目のウイルス検査で陽性反応が出たのは全体の98%で、1.9%の患者は1回目が陰性で、再検査で陽性反応が出た。検査を受けた人のうち、同時に別の呼吸器系ウイルスにも感染していた人の割合は2.1%だった。
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