最新記事

はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」が撮影した小惑星「リュウグウ」

2018年6月27日(水)11時38分
鳥嶋真也

「はやぶさ2」が6月20日18時50分(日本時間)に撮影した小惑星「リュウグウ」 (C) ONCチーム : JAXA、東京大、高知大、立教大、名古屋大、千葉工大、明治大、会津大、産総研

小惑星「リュウグウ」を目指し、航行を続ける小惑星探査機「はやぶさ2」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2018年6月21日、その「はやぶさ2」が撮影したリュウグウの最新画像を公開した。

初めて詳細な姿が明らかになったリュウグウは、まるでそろばんの珠のよう。関係者は間近に迫ったこの異星の探査に、期待をふくらませる。

徐々に明らかになるリュウグウの姿

2014年に地球から旅立った「はやぶさ2」は、約3年半にわたる宇宙航行を経て、まもなく目的地の小惑星リュウグウに到着しようとしている。

jaxa002.jpg

「はやぶさ2」の想像図 (C) JAXA

ところで、そのリュウグウがどんな姿かたちをしているのかは、これまで誰にもわからなかった。地球から遠く離れていることや、大きさが直径約1kmほどしかないこともあり、地上からは点としか見えず、せいぜいおおまかな大きさや色がわかる程度だった。

そんな場所へ探査機を送ろうというのだから、まるでSNSで知り合った、顔も本名も知らない恋人に会いに行く、いまどきの恋愛のような話である。

しかし、「はやぶさ2」が近づくにつれ、徐々にリュウグウの素顔が見えるようになってきた。6月上旬の時点ではまだわずか数ピクセルの点としか写らなかったが、お互いの距離が1000kmを切った中旬以降は、おぼろげながら形がわかるようになった。

そして6月20日はついに距離が100kmにまで接近。いよいよその詳細な姿が明らかになってきた。

jaxa003.jpg

徐々に明らかになるリュウグウの姿 (C) ONCチーム : JAXA、東京大、高知大、立教大、名古屋大、千葉工大、明治大、会津大、産総研

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

アングル:米中間選で広がるフェイク動画広告、有権者

ビジネス

スペースXのIPO、イートレードが個人投資家向け販

ワールド

トランプ氏、ホルムズ海峡巡り新たな警告 米和平案「

ビジネス

エネルギー価格は年内下落と予想、市場の見通しと一致
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思われるドローンの攻撃を受け大炎上
  • 4
    アリサ・リュウの自由、アイリーン・グーの重圧
  • 5
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 6
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 7
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 8
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中