ハリケーン被災地にピンヒールで向かったメラニア
被災地に到着したメラニアは白いシャツに黒いスキニ―パンツ。肝心の足元は、まぶしいほど白いスニーカーに履き変わっていた。しかしここで、メディアの注目は足元よりも、メラニアが被る帽子に集まった。黒のキャップ帽には「FLOTUS」(米ファーストレディの意)と書かれていた。おまけに文字の色はホワイト。鮮明すぎる黒地とのコントラストが印象的だ。
メラニアの大胆な着こなしにSNSは炎上。メラニアの代理人、ステファニー・グリシャムは「テキサスでは自然災害が続いているのに、世間がメラニアの靴のことばかり心配していて悲しい」と声明を出した。
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TPOは理解しているけど...
ニューヨーク・タイムズ紙は一方で、メラニアはTPOについて理解している、とも分析する。その上で、問題は「ファーストレディとして全てのシーンが準公式の瞬間になる」ことだと言う。モデルとして活躍してきたメラニアだが、大統領夫人となった今、ランウェイだけが特別なステージではなく、全てのシーンでの態度、言葉、着こなしが、メッセージとして意味を持つことになる。メラニアはそこを理解していないようだ。
被災地訪問は9月2日にも予定されているが、果たして次回はどうなるか。「将来的に模範となるような対応をしたい」と、ハービーがもたらした被害の対応に力を入れるトランプ政権は、ファーストレディの「洪水パトロール」スタイルを容認するのだろうか。
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