最新記事

教育

【日本初! ロンドン大学の学位が取得可能】パラレル・ディグリー・プログラムが拓く世界への道 ── 武蔵大学

PR

2016年11月15日(火)00時00分

マイケル・マグカミット[Michael Magcamit]助教(政治学/フィリピン大学卒業、カンタベリー大学大学院博士号取得)が担当する「International Relations」の授業風景

<武蔵大学経済学部では、2015年ロンドン大学の学位が国内で取得できる日本初のプログラムを開設。今年2年目を迎えたプログラムの現在をレポートする>

日本にいながら2つの大学の学位が取れる

 武蔵大学のパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)は、経済学部生対象。入学後、一定の基準を満たした学生が、武蔵大学の履修科目と並行して、ロンドン大学のインターナショナル・プログラム(IP)を受講することで、両大学の学位が取得できるというものである。IPは現在180か国以上で採用されており、ノーベル賞受賞者を輩出している国際的なプログラム。近年、海外の大学と協定を結び2つの大学の学位が取得できるダブル・ディグリー制を導入する大学も増えているが、通常2年程度の留学が必須となっている。

東郷賢教授 「いわゆるダブル・ディグリーと、本学のPDPとの大きな違いは、留学せずにロンドン大学の学位が取れることです。日本では本学が初めて導入した取り組みで、今年で2年目を迎えます。PDPを目指して優秀な学生が入学してきたり、大手予備校や企業の方々からも大いに関心をもっていただき、確かな手応えを感じています」と、プログラムを推進してきた経済学部の東郷賢教授は話す。


musashi_b.jpg

練馬区の登録文化財に指定され第25回BELCA賞を受賞した武蔵学園大講堂 1928年に日本の代表的な建築家の佐藤功一氏の設計により建設

山嵜哲哉学長 このようなプログラムが実現した背景には、同大学の長年にわたるグローバル教育での実践がある。山嵜哲哉学長は、「本学の創立者・根津嘉一郎は建学の三理想の一つとして『世界に雄飛するにたえる人物』を今から94年も前に挙げています。以来、グローバル教育は本学の教育の柱となってきました。約30年前から奨学金付きの学生海外研修制度を行い、現在はテンプル大学ジャパンキャンパスとの単位互換、外国人留学生や帰国生を対象とした英語による授業、いつでもネイティブの外国人と英会話ができるMusashi Communication Village(MCV)の設置等を行ってきました。こうした取り組みの上にPDPがあると考えています」と語る。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は小幅続落、ソフトバンクGが押し下げ

ワールド

米議会、国防権限法案を公表 トランプ氏要求上回る9

ビジネス

米サウスウエスト航空、通期EBIT見通しを下方修正

ワールド

アフリカのコンゴとルワンダ、トランプ氏仲介の和平合
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 2
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 3
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...かつて偶然、撮影されていた「緊張の瞬間」
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 8
    『ブレイキング・バッド』のスピンオフ映画『エルカ…
  • 9
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 10
    ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パート…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 6
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 10
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中