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スマートウォッチは高齢者の間でユーザーが増加する? 米国2019年の予測

2019年02月20日(水)15時10分
寺町幸枝

睡眠の質を知るために使う

また、ニューヨーク発のミレニアル世代に向けたニュース情報を配信するバッスルのレポーター、メラニー・ミルッチは、スマートウォッチを着用して眠ることで、睡眠の質を意識するようになったと話す。

健康を保つためには睡眠がいかに重要かと考えたミルッチは、最適な睡眠を効果的に得るためにスマートウォッチから得られる睡眠状態のデータを把握することを始めた。スマートウォッチで睡眠中の心拍数を測定すると、眠りの浅い深い、レム睡眠とノンレム睡眠といった睡眠の内容がデータから推測でき、各状態に費やした時間がわかる。

彼女はさらに、睡眠内容を示すデータとその日の行動のパターンを合わせて分析することで、質のいい睡眠を取るための行動パターンとは何か、自分で把握できるようになることを目指しているのだという。

腕時計ならシニアも受け入れやすい?

現在、最新テクノロジーに違和感を覚えるシニアは多く、いまだに携帯電話にフィーチャーフォンを選ぶ人も多い。しかし、時計型であれば比較的導入しやすいかもしれず、また身につけていられることで自然と使い慣れやすいのかもしれない。

また多くのシニアは、自分からは緊急対策用のデバイスを身につけたがらないといわれているが、スマートウォッチは時計として着用させることができるため、シニアのケアに頭を悩ませる人たちにはそうした便利さに期待しているようだ。

日本でも、年々シニア世代が増える中で便利な機能を搭載したスマートウォッチを取り入れる人も増えてくるだろう。現在日本では適用されていないが、いずれ米国同様に医療機関との連携が可能となれば、現在人気の高いアップルウォッチはさらに注目が集まりそうだ。健康ほど、人の話題に上るものはないのだから。

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