年末年始にごちそう続き? 疲れた胃腸を労わる方法を薬剤師に聞く

漢方薬に頼る手も Elenathewise-iStock
<暴飲暴食が続いて胃腸を疲れさせ、体調を崩してしまったら? 胃腸を労わるセルフケアを薬剤師が解説する>
年末の忘年会とクリスマス、年が明けてからは正月、新年会と、ごちそうを食べる機会が続いた時季。胃腸が疲れ気味になってはいないだろうか。そんなとき胃腸を労わるセルフケアとして役立つのが、東洋医学の考え方に基づく養生法と漢方薬だ。
胃腸を労わるために食事で心がけることとは
まずは毎日の暮らしで実践できる基本的な養生法から見ていこう。
「胃腸が苦手とするのは冷たいものと湿気、そして消化しづらい食べ物です。梅雨時から夏場などの湿度が高い時季において70~80%程度に低下する胃腸の消化吸収能力は、からりとした秋口からは通常は上昇し、機能全体は上がってきます」と、漢方薬局「東西薬局」代表薬剤師、医学博士の猪越英明博士は言う。
「ところが、食欲の秋から年末年始に美味しいものを食べ過ぎて胃腸を傷めることが原因で、不調を訴える患者さんも多いのです」(猪越博士)
では胃腸を労わるために心がけることにはどのようなことがあるのだろうか。ポイントは2つあると教えてくれた。
①飲み会での冷たい飲み物は初めの1杯だけ
胃腸が嫌う冷たい飲食物はなるべく避けるようにしたい。
「飲み会や晩酌のときのビールやハイボールなどの冷たい飲み物は初めの1杯だけにして、あとは常温のものにすると良いでしょう」(猪越先生)
たとえば常温のワイン、焼酎のお湯割りなどがおすすめだ。
②体を冷やす寿司、刺身、サラダを摂ったら、締めは温かいもので
「たとえばお寿司屋さんで、お寿司やお刺身を摂ったら、締めはあたたかい味噌汁を摂るなどの工夫をして胃腸を冷やさないようにすることが大切です。白だしと赤だしがあったら、より温め効果の強い赤だしを選ぶと良いでしょう」(猪越博士)
飲み会のメニュー選びで、初めにサラダや刺身などの冷たい食べ物を選んだら、最後は鍋や温かいお茶などで胃腸を温めて食事を終えることも胃腸を労わるために覚えておきたい。
このような胃腸の手当ては誰にでもすぐに実践できる。つらい症状を遠ざけるために、毎日の食事のときに少しで良いので心がけておけば役立つだろう。
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