ウンチで糖尿病も癌も治療...赤ちゃんの癒やしパワーはスゴイ!
Diaper Probiotics
プロバイオティクスは消化器系に好影響を与える。乳児の便内の細菌は健康な腸のカギで、短鎖脂肪酸の産生を促すとの研究結果が Jovanmandic-iStock
<プロバイオティクスが豊富な乳児の便を摂取すれば腸内環境が改善する? 最新研究で見えてきた新たな可能性>
母乳が赤ちゃんの健康にもたらすメリットが指摘され始めて以来、母乳ブームが到来し、今ではネット販売する人まで登場している。遠くない将来、今度は赤ちゃんの便へのニーズが同じように高まるかもしれない。
最近の研究によると、乳児の大便には腸内環境を改善する腸内細菌、プロバイオティクスが豊富に含まれる。その便を摂取すれば、肥満や糖尿病、癌の治療に役立つ可能性があるという。
赤ちゃんの便が含む腸内細菌は短鎖脂肪酸の産生を助けるとみられる。この短鎖脂肪酸こそ、健康な腸を作るカギだ。
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「糖尿病や肥満、自己免疫疾患や癌の患者は往々にして短鎖脂肪酸が比較的少ない。その産生を増やせば、通常の腸内環境の維持または回復に役立ち、健康増進にも貢献する可能性がある」。オンライン学術誌サイエンティフィック・リポーツで発表された研究論文の共同執筆者で、米ウェークフォレスト大学医学部助教(分子医学)のハリオム・ヤダブは声明でそう語る。
「善玉菌」という通称で知られるプロバイオティクスは消化器系に好影響をもたらし、消化器内の細菌を増やす力があるとみられている。ヤダブらは健康な乳児34人の便をオムツから採取。大便内に存在する細菌321種から、善玉菌として有望な乳酸菌の代表的な属、ラクトバチルス属とエンテロコッカス属の10の細菌株をえり分けた。
これらが短鎖脂肪酸の産生などを促すかを確かめるべく、研究チームは細菌株の混合物を作ってマウスに投与。さらにこの混合物を、人間の便のサンプルにも混ぜた。その結果、マウスの腸内と人間の便内の両方で効果が確認されたという。
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