最新記事
サイエンス

睡眠不足の子供は20代前半で「心の病気」になる確率が高い(研究)

Bad Sleep and Psychosis Risk

2024年6月6日(木)16時30分
リディア・スミス

結果、睡眠不足による免疫系の調節機能の低下(慢性的な炎症をもたらす)が後年にメンタルの不調を招く一因と考えられることが分かった。

ただし要因はほかにもありそうだ。今回は「炎症マーカーに現れる免疫系(の異常)に的を絞った」が、それは決定的な要因ではないと、モラレスムニョスは本誌に話した。今後は脳の発達に及ぼす影響を重点的に探りたいという。

精神疾患の発症にはトラウマや環境要因なども関わっているが、幼少期の睡眠不足と発症リスクの関連性が示されたことは大きな意味を持つ。

睡眠不足の解消で精神疾患の発症を完全に防ぐことはできなくとも、「幸い睡眠習慣は改善できることが分かっている」から、それについては「親が対処できる」と、モラレスムニョスは言う。

20250408issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

メキシコ、米関税除外は貿易協定が奏功 大統領が評価

ワールド

米相互関税、ロシア・ベラルーシ・キューバ・北朝鮮は

ワールド

豪家計支出、2月は前月比+0.2% 小幅な伸びにと

ワールド

米相互関税、バングラデシュとスリランカの衣料品製造
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 9
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中