最新記事
SDGsパートナー

いろんな特性をもつ子どもに合う教育で、学ぶ楽しさを...ベネッセ発のICT学習アプリとは?

2024年1月11日(木)11時25分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

すべての子どもたちが自信と楽しさをもって学習できる環境を提供したい

Benesse_marugu_sub2.jpg

先生のための活用支援サイトも存在する

「まるぐランド for School」は、近づきやすさを意味する"アクセシビリティ"を意識したサービスだ。ウェブの神様とも言われるティム・バーナーズ=リーの「アクセシビリティは、障がいのある人のためではなく、すべての人にとってのもの」という考え方をヒントに、社内提案制度へ応募された企画がその原点となっている。

「読み書きが不得意な児童は授業についていけないため、実力を発揮しきれず、高学年に差し掛かったときに自己肯定感を大きく損なった状態に陥ってしまうという課題が指摘されています。こうした課題に対して、個々の読み書きスキルや認知特性に合わせる学習とともに、『解ける!』という自信と楽しさを児童にもたせる学習環境を作りたいという考えから『まるぐランド』の開発、提供へと至りました」と、阿部氏は語る。

2021年の品川区での実証実験を経て、2023年には複数の自治体での採択、活用が進んでおり、「まるぐランド for School」での学習支援の場は順調に増えている。

SDGsのゴール4「質の高い教育をみんなに」はすべての人々に公正かつ質の高い教育機会を促進するという目標を掲げている。学習において障がいの有無にかかわらず、多様な困りを抱えている子ども達のためのベネッセの取り組みは、まさにこの目標に合致するものであろう。加えて今後の日本では、外国籍の子どもたちが増えていくことが予想されるため、これからはより幅広い特性の子どもたちの存在を視野に入れた教育プログラムが必要になるかもしれない。

20250408issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米プリンストン大への政府助成金停止、反ユダヤ主義調

ワールド

イスラエルがガザ軍事作戦を大幅に拡大、広範囲制圧へ

ワールド

中国軍、東シナ海で実弾射撃訓練 台湾周辺の演習エス

ワールド

今年のドイツ成長率予想0.2%に下方修正、回復は緩
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 2
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2人無事帰還
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 8
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 9
    「隠れたブラックホール」を見つける新手法、天文学…
  • 10
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 3
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥーが解明される...「現代技術では不可能」
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 6
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 7
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中