100年後、人類は世界自然遺産アレッチ氷河を眺められるか? 周辺自治体が温暖化対策を加速
進行する氷河の融解~アレッチ氷河が消える可能性も
アレッチ氷河の観光は楽しかったが、この氷河は世界のほかの氷河と同様、気候変動による融解・後退という問題を抱えている。現在総重量100億トンのアレッチ氷河は、昔はもっと巨大だった。氷河が急激に成長を続けた1600年代には地元の人々が恐れを抱き、ローマ教皇が氷河の成長が止まるように祈りを捧げた。氷河はその後も成長し、1860年頃には最大の大きさに達した。今より200m厚く、先述の森アレッチヴァルト付近に達していたという。
1860年以降は、アレッチ氷河は1年に最大で約50m(長さ)のペースで縮小を続けている。夏の暑い日には、1秒間に最大6万リットルの水が"大量の汗"となって流れ出す。夏季は1日平均10~12cm溶けていると聞いてはいたものの、「アレッチ自然保護センター」に展示されたアレッチ氷河の定点観測のスティックを見て改めて驚いた。計測スティックに貼られた各計測日を見ると、数日間のうちに本当に何cmも溶けている。定点観測は、同センターを運営する自然保護基金プロ・ナトゥーラが1992年より行っている。
アレッチ自然保護センターには、アレッチ氷河の歴史やアレッチヴァルトに生息する動植物の説明など様々な資料が展示されている。そこには「もし気候変動対策が継続的に行われて温室効果ガスが大量に削減できれば、氷河の量は長期間変化しないだろう」と記されていた。
しかし、現状はあまり楽観視できないようだ。2019年に、スイス連邦工科大学チューリッヒ校の研究者らが発表した氷河融解のシミュレーションはショッキングだ。パリ協定で規定されているように気温上昇を2度未満に抑えたとしても、2100年にはアレッチ氷河はほぼなくなり、冒頭でふれた北側の3つの氷河のみが残る予測なのだ。2~4度上昇と 4~8度上昇のシミュレーションも公開されており、4~8度上昇の場合、北側の3つの氷河もほぼ消滅してしまう。
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