【文章力強化】勉強に興味がない子ほど伸びる! 作文力が格段に上がる、塾よりも確実な方法
文章が上達のための3つの約束
ブログで文章力を鍛えるには、「ほんの少しだけ難むずかしいけれど、魅力的な目標」であるハーバード式エッセイ(中・長文)にチャレンジしましょう。次の3つの約束を守ると、上達のスピードが上がります。これは現役のハーバード大生たちも守っている約束です。
① 毎日書く
ハーバード大学の学生たちは、毎日の課題や授業の準備に追われながらも毎日エッセイを書いています。この継続があるから、エッセイの実力が高まるのです。みなさんも毎日書くことを心がけてください。
中・長文のエッセイは、オレオ公式で短いエッセイを書いていたときよりもずっと時間がかかると思います。一日のうちのいつなら毎日取り組めるのか、計画を立てて実行してみましょう。
大事なことは、エッセイを学校の宿題と同じように考えると楽しくなくなってしまうため、ひとつの趣味のように、楽しみながら書くことです。
② テーマをひとつにしぼって書く
楽しみながら書くためにも、中・長文エッセイのテーマはみなさんが興味のあることや、好きなことにしぼるといいでしょう。
野球が好きな人なら、「あの球団はなぜ強いのか」「なぜ日本では野球が人気スポーツなのか」など、野球に関連するテーマを探して書くのもいいでしょう。テーマを好きなジャンルにしぼると負担なく書けます。
③ レビューをもらう
書き終えたエッセイは、必かならず誰かに読んでもらってレビュー(感想)をもらいましょう。自分以外の第三者の目を通すことで、自分の文章が読み手にきちんと伝わっているのかを確認することができます。
また、レビューをもらえるようになると、書くときに読み手の反応を想像しながら書けるようになります。読み手を意識するので、より客観的に文章が書けるようになるのです。ハーバード式エッセイの練習を友達と一緒に始めて、お互いに読み合いっこするのもいいでしょう。
ブログをアップする
文章に限らずですが、人から見られることで、より高いパフォーマンスを発揮することができるものです。文章の場合は、読者がいて文章に対しての反応があると、もっと書こうというやる気につながるのです。
特にブログのようなオープンな場でたくさんの読者に読んでもらうことで、楽しいという感覚をいち早くつかむことができます。もちろん、自分とは反対の意見に触れることもあるでしょう。さまざまなレビューをもらうことも成長につながります。
[おうちの方へ]
ニュージーランドのITリテラシーの専門家であるドロシー・バートさんは、子どもたちが楽しく書き続けられることを期待して、エッセイの宿題をブログにアップロードすることを試みます。
アップロードされたエッセイは、先生やクラスメートのほか、保護者や親戚などたくさんの人たちが読んでコメントを残しました。それまでエッセイの授業が嫌いだった子どもたちも、自分の書いた文章にコメントがつき始めると、俄然やる気がわいて、熱心にエッセイを書きアップロードするようになったそうです。また、読者がいることで、子どもたちは作文の推敲にも一層力を入れるようになったといいます。
WEB上に自分の文章がアップロードされることで子どもたちのモチベーションが倍増します。お子さんが希望するようなら、SNS上にエッセイをアップロードするお手伝いをお願いします。また、お子さんのアップロードした文章には必ずコメントをつけるようにしてください。コメントが多くつくほど、子どもたちは書くことが楽しくなります。
文章を通じて読者と意見交換をすることで、オンライン上のコミュニケーションマナーも学ぶことになります。適切なコミュニケーションができるようにサポートしてあげてください。
『作文宿題が30分で書ける! 秘密のハーバード作文』
ソン・スッキ[著] 岡崎暢子[訳]
CCCメディアハウス[刊]
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ソン・スッキ
1965年生まれ。大韓民国を代表するライティング・コーチ。ソン・スッキ作文センター、アイデアウイルス代表。稼げるライティングソリューションを提供し、企業と個人のマーケティングコンサルティングを担う。慶熙大学にて国語国文を専攻し、卒業後は、放送局、広告代理店、新聞社、雑誌社、女性向けポータルサイト、出版社などで経験を積む。執筆活動歴35年、ライティング指導歴20年。『150年ハーバード式ライティングの秘密』は韓国で10万部のロングセラー。
2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド
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