牛乳=骨太は間違いだった! 「牛乳をたくさん飲む国ほど骨折が多い」衝撃の研究結果
生まれたばかりの子牛は体重が40kgもあり、2年後には成牛となり、体重500kgに達する。体重は毎日1kgも増える。ウシの子がこんなに早く成長するのは、栄養素が違うからである。そこで牛乳と人乳100g中に含まれる栄養素をくらべてみよう。
タンパク質は牛乳中に3.3g、人乳中に1.1g、カルシウムは牛乳中に110mg、人乳中に27mg、リンは牛乳中に93mg、人乳中に14mgである。そしてカロリーはどちらもほぼ同じ約65kcalである。牛乳は人乳にくらべ、タンパク質は3倍、カルシウムは10倍、リンは7倍も含まれている。どれも骨を成長させるカギとなる栄養素である。その上、牛乳には成長因子と呼ばれるホルモンが大量に含まれている。牛乳の栄養素と成長因子が子牛を急成長させるのである。
牛乳と人乳100g中に含まれる栄養素の比較(出所=『「健康神話」を科学的に検証する』p.265)
5歳から17歳への身長の伸びは戦後もあまり変わらない
牛乳の最大のセールスポイントは、牛乳を飲むと子どもの背が伸びるという主張であるが、本当なのか?
文科省の学校保健統計調査報告書をもとに、1948年から2020年までの72年間にわたる子どもたちの身長の推移を見ていこう(*1)。身長曲線を見ると、この期間、全体として男子、女子ともに身長が伸びた。たとえば、1948年の5歳男子の身長は103.7cmだったが、2020年には111.6cmへと72年間に7.9cm伸びた。17歳男子の身長も1948年の160.6cmから2020年の170.7cmへと10.1cm伸びた。
女子についても同じ傾向が見られる。1948年の5歳女子の身長は102.5cmだったが、2020年の110.6cmへと8.1cm伸びた。17歳女子の身長も1948年の152.1cmから2020年の157.9cmへと5.8cm伸びた。だが、身長曲線をもう少し細かく見ていくと、身長が伸びているのは1948年から1980年までで、これ以後は止まったままである。次に、5歳から17歳への身長の伸びを見ていこう。
牛乳と人乳100g中に含まれる栄養素の比較(出所=『「健康神話」を科学的に検証する』p.267)
男子の5歳から17歳への身長の伸びは1948年に56.9cm、2020年に59.1cmである。1948年から2020年までの72年間で伸びた身長差は2.2cm(59.1-56.9)に過ぎない。では、女子の5歳から17歳への身長の伸びはどうか。1948年に49.6cmだったものが、2020年には47.3cmに縮んだ。驚くことに、1948年から2020年までの72年間に5歳から17歳への身長の伸びは2.3cm(49.6-47.3)縮んだのである。
(*1)学校保健統計調査/年次統計
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