CEOからの相談で多いのは「悪夢」──悪夢治療がよいリーダーシップを生む
How to Have Better Dreams
夢は「解釈」を必要としないが、自己理解を深めるための分析は可能だ。夢について日記に書いたり誰かに話したりする行為には、治療効果が期待できる。以下の質問は、自分の夢を理解するために役立つかもしれない。
●夢が終わったときに残る感情はどんなものだったか(同時に2つ以上の感情が残ることもある)。
●夢の中で何をしようとしていたか。
●それはどうなったか。成功したか。
●夢の中で誰と一緒にいたか。
●彼らとどんなやりとりをしたか。
●新しいものや古いもの、どんな思い出が夢に出てきたか。
●夢の中で起きた出来事をどう感じたか。
●日中の生活で似た状況を経験した、あるいは似た感覚を味わったのはいつか。
最後に、夢について話すことは人間関係構築の助けにもなり得る。リーダーが自分の弱みや心配事を部下に話す際には、チームの自信を損なったり、部下の精神的サポートに頼るべきではない。
その点、夢について語るという形式なら、少し距離を置いた形で懸念を表明できる。上司が「今度の役員会が心配だ」と言うよりも、「今度の役員会について悪い夢を見た」と言うほうがソフトに懸念を伝えられる。もし新製品の発表についての悪夢を見たのなら、チームに話してみよう。ほぼ間違いなく、同じ夢を見たメンバーがいるはずだ。
よりよい夢は、よりよい眠りをもたらす。そして、それがよりよい人生、よりよいリーダーシップにつながることも期待できる。
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