最新記事

自己啓発

銀座高級クラブのママが初対面の相手に必ずチェックする「身体のある部分」とは?

2022年3月20日(日)13時55分
伊藤由美(銀座「クラブ由美」オーナー) *PRESIDENT Onlineからの転載

爪の状態は"健康のバロメーター"

また爪は、その人の健康状態や体の変調が表出しやすい"健康のバロメーター"のような部位でもあります。

例えば爪の色。爪は指先の皮膚の下を流れる血液が透けて見えるため、健康な爪は薄いピンク色をしていると言われます。爪の色が白っぽい、黒っぽい、黄ばむ、斑点が出るなど、また、爪が割れる、横筋が出る、でこぼこになるといった症状がある場合、どこかしら体に変調をきたしている可能性もあるのです。

さらに、生活が乱れると荒れてしまうお肌と同様、爪も食事による栄養状態や睡眠、生活リズムなどの影響をしっかり受けます。不健康そうな色だったり、ダメージを受けてボロボロになった爪からは、偏食や無理なダイエットによる栄養の偏りや、夜更かしや寝不足といった不規則な生活リズムまでが見えてくるのです。

つまり、健康的できれいな爪の人は、食生活が充実して栄養バランスがよく、規則正しい生活を送っている人という印象を与えることもできるのです。

とはいえ、女性のように「ネイルサロンでケアをして」とまで言うつもりはありません。長く伸びないうちに切る。こまめに整える。さらには、食事に気を使い、規則正しい生活を心がける。これでいいのです。

爪をきれいにする、いつも短く切りそろえておく。これは仕事がデキるとか能力があるといった次元の話ではなく、社会人として最低限の身だしなみです。

指の長さや太さ、形はどうにもならなくても、爪の手入れなら誰でもできるのですから。爪が伸びていませんか? 爪先が黒ずんでいませんか? 自分では気にならなくても、周囲の人はちゃんと見ています。

爪先ひとつでビジネスマン失格の烙印(らくいん)を押されかねないのです。世の殿方には、ぜひとも「毎朝出かける前の指先をチェック」をルーティンにしていただきたいと思います。

会話を「でもさぁ」と否定で始めてはいけない

「いや、それは違う」「でもさぁ」「だけどね」――相手の話を聞くと何でも否定で返してくる人がいます。以前、「クラブ由美」のお客さまのなかにも、女の子の話に一から十まで「違う」「それはダメ」と否定で答えるような方がいらっしゃいました。

「今人気の○○っていう和食屋さん、すごくおいしかったんです」
「いやいや、あの店、大したことないでしょ、オレは行かなくてもいいや」
「最近、作家の○○さんの小説にハマってるんですよ。読みだすと止まらなくて」
「でも、あの人の書く小説ってどれも似たり寄ったりだから飽きてくるんだよね」

こんな感じで、女の子の話すべてを否定し、批判し、ダメ出しするのです。

その子いわく、「お客さまだから仕方ないけど、私自身が否定されているようで悲しい気持ちになった」と。会話をするとき、いつも否定から入る。そんな人の心の底には「私はあなたよりものを知っている」という優越感、「自分のほうが正しい」という傲慢(ごうまん)な思い込みがあるように思えます。

相手を否定することでしか自分の立場を確立できない人なのかもしれません。会議や打ち合わせのようなディスカッションの場ならいざ知らず、普段の雑談やお酒を飲んでいる席での何気ない会話では、「まず否定」は絶対にNG。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

中国万科、債権者が社債償還延期を拒否 デフォルトリ

ワールド

トランプ氏、経済政策が中間選挙勝利につながるか確信

ビジネス

雇用統計やCPIに注目、年末控えボラティリティー上

ワールド

米ブラウン大学で銃撃、2人死亡・9人負傷 容疑者逃
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の展望。本当にトンネルは抜けたのか?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 4
    現役・東大院生! 中国出身の芸人「いぜん」は、なぜ…
  • 5
    「前を閉めてくれ...」F1観戦モデルの「超密着コーデ…
  • 6
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 7
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 8
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 9
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 10
    トランプが日中の「喧嘩」に口を挟まないもっともな…
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 7
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 8
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中